投資信託「ニッセイ外国株式インデックスファンド」のリスクを知りたい方は必見。
この記事では、ニッセイ外国株式インデックスファンドの知っておくべきリスクや不安要素、リスクを回避するための対策を解説。
堅実的で成績もよく人気の投資信託ですが、リスクを知っておかないと後悔するかもしれません。

記事の内容
- ニッセイ外国株式インデックスファンドとは
- 知っておきたい4つのリスク
- リスク対策
運用する前に知っておきたいリスクが分かりますよ。
ニッセイ外国株式インデックスファンドのリスク
- 元本割れリスク
- 為替変動リスク
- 乖離のリスク
- 繰上償還の可能性
リスク対策方法
- 分散投資する
- 長期保有する
- 余剰資金で投資する
ニッセイ外国株式インデックスファンドを扱っていて、無料で口座開設できる証券会社
証券会社 | 特徴 |
松井証券 | 還元率が高い/投信毎月現金還元サービス |
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SBI証券 | Tポイント貯まる/クレカで購入できる |
楽天証券 | 楽天ポイント貯まる/楽天カード決済可 |
目次
ニッセイ外国株式インデックスファンドとは
ニッセイ外国株式インデックスファンドとは、簡単にいうと先進国の経済と連動する投資信託商品。
手数料が安くて根強い人気のある投資信託です。
ニッセイ外国株式インデックスファンド:基本情報
名称 | 購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド |
基準価額 | 25,176円 |
純資産総額 | 約3,889億円 |
運用会社 | ニッセイアセットマネジメント株式会社 |
電話番号 | 0120-762-506 |
運用管理費用(信託報酬含む) | 0.1023% |
購入時手数料 | 0円 |
投資先 | 日本を除く主要先進国の株式 |
属性 | 追加型投信/海外/株式/インデックス型 |
ファンド設立日 | 2013年12月10日 |
決算日 | 11月20日 |
運用方針 | MSCIコクサイインデックスに連動する投資成果を目標とした運用 |
*2022年7月5日時点
投資信託説明書(請求目論見書)にも記載されていますが、基準価額の値動きが「MSCIコクサイインデックス指数」に連動するよう運用されているインデックス型ファンドです。
MSCIコクサイインデックス指数とは
日本を除く先進国の株価動向を示す代表的な指数
ニッセイ外国株式インデックスファンドの主な投資先の先進国
- アメリカ
- イギリス
- フランス
- スイス
- カナダ
- ドイツ
- オランダ
ニッセイ外国株式インデックスファンドのリスク
ニッセイ外国株式インデックスファンドのリスク
- 元本割れリスク
- 為替変動リスク
- 乖離のリスク
- 繰上償還の可能性
リスク⓵:元本割れリスク
ニッセイ外国株式インデックスファンドなどの投資信託には「元本割れ」のリスクがあります。
元本割れ(がんぽんわれ)とは
自分が支払った投資金額より資産が減ってしまうこと
投資信託や株などは、株価の変動によって儲かったり損したりします。
変動で保有株の価額が上昇すれば資産が増えてプラスになりますが、価額が含み益以上に下がれば資産はマイナスになるんです。
リスク②:為替変動リスク
ニッセイ外国株式インデックスファンドは、原則的に「為替ヘッジ」を行いません。
為替(かわせ)ヘッジとは
円高や円安などの為替相場の変動による損失を回避すること
為替ヘッジを行わないため、為替変動による影響を直接的に受けてしまうわけです。
例えば「1ドル=100円」から「1ドル=90円」のような円の価値が上がる円高の局面では、保有している外国株などの資産価値が減少します。
ただし為替ヘッジを行わないことは悪いことばかりではありません。
- ヘッジコスト(費用)の節約
- 円安による資産価値の上昇
などの恩恵を受けられるというメリットもあります。
リスク③:乖離のリスク
ニッセイ外国株式インデックスファンドは、過去にベンチマークとの乖離を起こしています。
乖離(かいり)とは
ファンドの運用とベンチマークしている指標が大きく離れること
この乖離は「トラッキングエラー」とも呼ばれます。
投資信託で乖離が発生すると、投資家からの運用に対する信頼性が下がります。
ニッセイ外国株式インデックスファンドの場合、ベンチマークしている「MSCIコクサイインデックス」の指標に近づくよう運用されています。
臨時のファンドレポートにもありますが、過去に運用結果が指標と乖離しました。
発生日 | 乖離内容 |
2014年12月 | 下方乖離 |
2016年11月 | 下方乖離 |
2020年6月 | 上方乖離 |
リスク④:繰上償還の可能性
ニッセイ外国株式インデックスファンドなど投資信託のほぼ全ては「繰上償還(くりあげしょうかん)」となる可能性があります。
繰上償還とは
投資信託の運用が、最初から決まっていた信託期間よりも早く終了すること
信託期間は簡単に言うと運用期間のことで、ニッセイ外国株式インデックスファンドも含めほとんどが運用期間は無期限。
ただし投資信託説明書(請求目論見書)の36ページにも記載してありますが、以下の場合に終了することがあります。
- 口数が30億口を下回っている
- 解約した方が良いと認められる
- やむを得ない事情が発生した
繰上償還となった場合、持ち分に応じた償還金を請求できます。
リスク対策
ニッセイ外国株式インデックスファンドだけに当てはまるリスクや、多くの投資信託に当てはまるリスクまで紹介しました。
紹介したリスクに対して「損しにくい」「損してもダメージが少ない」など回避するためのリスク対策を見ていきましょう。
リスク対策方法
- 分散投資する
- 長期保有する
- 余剰資金で投資する
対策⓵:分散投資する
1つの銘柄への集中投資で大きな利益を狙う投資方法もあります。
しかし損失をできるだけ避けるなら、分散して投資するやり方がオススメ。
ある投資先でマイナスになっても他でカバーできる可能性があるからです。
また分散することで、1つの銘柄への投資金額が小さくなるのでダメージも抑えられます。
対策②:長期保有する
過去のデータを見ると「基準価額」「純資産総額」ともに設立時より上昇し続けているのが分かります。
これまで一時的な下落もありますが、長期的には価額が上がっていますね。
このデータから言えるのは、少し下がってもすぐ売らずに長期保有した方が損しにくいということ。
口コミや評判でも、「長期的に見るとほぼ確実にプラス」などの意見もありました。
対策③:余剰資金で投資する
投資ではマイナスになることもあります。
損した場合のダメージを減らすためには「余剰資金」での投資がオススメ。
大きな利益を狙って貯金のほぼ全額をつぎ込む方もいますが、上手くいかなかった場合のリスクが高すぎます。
とくに初心者のうちは無理せず余剰資金で投資しましょう。
ニッセイ外国株式インデックスファンドの4つのリスクと対策:まとめ
ではニッセイ外国株式インデックスファンドのリスクと対策についておさらいします。
ニッセイ外国株式インデックスファンドのリスク
- 元本割れリスク
- 為替変動リスク
- 乖離のリスク
- 繰上償還の可能性
リスク対策方法
- 分散投資する
- 長期保有する
- 余剰資金で投資する
未来のことは誰にも分かりませんが、ニッセイ外国株式インデックスファンドは先進国の経済と連動しているので成長の見込みが高く堅実的と言えます。
また手数料が安いのも人気の理由の1つ。
解説したリスクに関しては、投資ならほぼすべてに当てはまるものがほとんどです。
リスクがそこまで気にならない方は小額から始めるのもあり。
ニッセイ外国株式インデックスファンドを扱っていて、無料で口座開設できる証券会社
証券会社 | 特徴 |
松井証券 | 還元率が高い/投信毎月現金還元サービス |
マネックス証券 | 毎日積み立て可/高機能トレードツール |
SBI証券 | Tポイント貯まる/クレカで購入できる |
楽天証券 | 楽天ポイント貯まる/楽天カード決済可 |
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