【S&P500とオルカンならどっち?】eMAXISSlimの米国株と全世界株を徹底比較

eMAXISSlim米国株式:S&P500(投資信託)

【S&P500とオルカンならどっち?】eMAXISSlimの米国株と全世界株を徹底比較

eMAXISシリーズで人気の投資信託「S&P500」と「オルカン」のどっちが良いのか知りたい方は必見。

この記事では、eMAXISSlim米国株式「S&P500」とeMAXISSlim全世界株式「オールカントリー」を徹底的に比較します。

 

「自分に向いているのはどっち?」

「どのくらい違うのか知りたい」

「どっちの方がお金を増やせるの?」

というモヤモヤを解決します。

 

さまざまな投資信託で運用している僕が、双方の違いや特徴について分かりやすく解説しますね。

 

記事の内容

  • 重要ポイント
  • 比較⓵:純資産と基準価額
  • 比較②:ベンチマーク指数
  • 比較③:投資先
  • 比較④:運用コスト
  • 比較⑤:過去のパフォーマンス(騰落率)

 

自分に合うのはどちらか分かりますよ。

 

重要ポイント

  • 手数料はどちらも安い
  • 米国株ならS&p500、世界分散ならオルカン
  • どちらもランキング上位で人気のファンド

 

比較表

eMAXISSlim米国株式(S&P500)eMAXISSlim全世界株式(オールカントリー)
基準価額19,533円16,862円
純資産総額1兆4389億円6,544億円
ベンチマーク指数S&P500MSCIオールカントリー・ワールドインデックス
投資先米国主要企業500社日本を含む先進国、および新興国
実質運用コスト0.124%0.178%
騰落率1期:10.4%1期:9.3%
2期:-5.7%2期:-11.4%
3期:49.8%3期:51.6%

*2022年9月2日時点

 

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目次

重要なチェックポイント

ここが重要!比較での要チェックポイント

 

重要ポイント

  • 手数料はどちらも安い
  • 米国株ならS&p500、世界分散ならオルカン
  • どちらもランキング上位で人気のファンド

 

⓵:手数料はどちらも安い

さまざまな投資信託がありますが、eMAXISシリーズは手数料の安さが魅力の投資信託。

信託報酬を比べてみても、S&P500とオルカンはどちらも安いことが分かります。

銘柄信託報酬(税込)
eMAXISSlim 米国株式(S&P500)0.0968%
eMAXISSlim 全世界株式(オールカントリー)0.1144%
楽天 全米株式インデックスファンド0.162%
楽天 全世界株式インデックスファンド0.212%
たわらノーロード NYダウ0.2475%
たわらノーロード 全世界株式0.132%

ちなみにeMAXISシリーズのコンセプトは「ノーロード(買い付け手数料ゼロ)で業界最低水準の運用コストを将来にわたって目指し続ける」です。

 

②:米国株ならS&P500、世界分散ならオルカン

S&P500とオルカンは投資先が違います。

S&P500はアメリカの主要企業500社に投資、オルカンは世界の先進国や新興国に投資しています。

分かりやすく言うと「アメリカへの集中投資」か「世界への分散投資」かの違いです。

 

③:どちらもランキング上位で人気のファンド

 

ツイートのように1月の投信積立契約数ランキングでは、1位がS&P500で2位がオルカンとなっています。

他にもさまざまなランキングで上位に入っているという口コミをたくさん見ました。

両方とも人気の高さが分かりますね。

 

項目ごとに比較

【S&P500とオルカンならどっち?】eMAXISSlimの米国株と全世界株を徹底比較

 

基本情報

eMAXISSlim米国株式(S&P500)eMAXISSlim全世界株式(オールカントリー)
基準価額19,533円16,862円
純資産総額1兆4389億円6,544億円
信託報酬(税込)0.0968%0.1144%
実質運用コスト0.124%0.178%
ベンチマーク指数S&P500MSCIオールカントリー・ワールドインデックス
投資先米国主要企業500社日本を含む先進国、および新興国
騰落率1期:10.4%1期:9.3%
2期:-5.7%2期:-11.4%
3期:49.8%3期:51.6%
属性追加型投信/海外/株式/インデックス型追加型投信/内外/株式/インデックス型
為替為替ヘッジなし
設立日2018年7月3日2018年10月31日
決算日4月25日
運用会社三菱UFJ国際投信株式会社

*2022年9月2日時点

 

基本情報を比較しました。

その中でもチェックすべき5つの項目を詳しく解説していきます。

 

比較⓵:純資産総額と基準価額

19,533円オルカン(全世界株)
基準価額1兆4389億円16,862円
純資産1兆2248億円6,544億円

2022年9月2日時点での基準価額と純資産総額は表のとおり。

  • 基準価額:現時点での価値となる値段
  • 純資産総額:株などの資産総額からコスト費用を引いた時価総額

基準価額は高ければいいとは限りませんが、純資産総額は投資信託の規模の目安となり多いほど効率のいい運用ができて安心です。

 

ちなみにS&P500の純資産は1兆円を超え、2022年3月15日時点で純資産ランキング第2位となっています。

しかしマザーファンドやベビーファンドなど方式にもよるので、一概に純資産が多ければ良いとは限りません。

 

比較②:ベンチマーク

eMAXISSlim米国株式(S&P500)eMAXISSlim全世界株式(オールカントリー)
ベンチマークS&P500MSCIオールカントリー・ワールドインデックス

S&P500もオルカンも分類はインデックス型ファンドです。

インデックス型ファンドとは、ベンチマークしている指数に連動するような成果を目指し運用されている投資信託のこと。

 

eMAXISSlim米国株式(S&P500)は「S&P500指数」、eMAXISSlim全世界株式(オルカン)は「MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス(略してMSCI ACWI)」をそれぞれベンチマークしています。

S&P500指数MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス
S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスLLCが算出している数値で、米国の主要500社の株価指数MSCI社が算出している数値で、先進国と新興国の大型・中型株で構成される株価指数

 

比較③:投資先

eMAXISSlim米国株式(S&P500)eMAXISSlim全世界株式(オールカントリー)
投資先米国で時価総額が大きい主要500社先進国23ヶ国と新興国27ヶ国の大型・中型の株等

 

S&P500とオルカンはベンチマーク指数が違うように、投資対象となる国や地域も異なります。

分かりやすく言うと「S&P500はアメリカ主要企業」に、オルカンは「世界50の国と地域」にそれぞれ投資しているんです。

 

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S&P500の交付目論見書オルカンの交付目論見書から引用。

上段がS&P500の主な投資銘柄で、下段がオルカンの主な投資銘柄です。

さきほどお伝えしたとおり、基本的にはS&P500はアメリカ経済へオルカンは世界経済へ投資しています。

しかしそれぞれの投資先を見てみると、マイクロソフトやアップルなど同じ銘柄にもかなり投資していることが分かりますね。

 

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また、オルカンの投資先比率の円グラフを見ても、投資先の割合の約60%がアメリカ経済だと分かります。

つまり全世界に投資するオルカンもS&P500ほどじゃないけど、半分くらいはアメリカ経済に投資しているということです。

 

比較④:運用コスト

eMAXISSlim米国株式(S&P500)eMAXISSlim全世界株式(オールカントリー)
信託報酬0.0968%0.1144%
運用コスト0.124%0.178%

投資信託は手数料として「信託報酬」を公表していますが、他にも運営コストがかかる場合がほとんどです。

つまり実質的な運用コストは、公表されている手数料よりも高くなるんです。

 

たとえばS&P500では信託報酬が「0.0968%」ですが、隠れた費用が計上されたS&P500の実質的な運用コストは「0.124%」となります。

仮に100万円投資した場合の実質コストは

  • S&P500:1,240円
  • オルカン:1,780円

となります。

どちらも低コストですが、S&P500の方が安く抑えられますね。

 

比較⑤:過去のパフォーマンス(騰落率)

S&P500(米国株式)オルカン(全世界株)
1期2018/7/3~2019/4/25:騰落率10.4%2018/10/31~2019/4/25:騰落率9.3%
2期2019/4/26~2020/4/27:騰落率-5.7%2019/4/26~2020/4/27:騰落率-11.4%
3期2020/4/28~2021/4/26:騰落率49.8%2020/4/28~2021/4/26:騰落率51.6%

過去のパフォーマンスの比較として「騰落率(とうらくりつ)」をまとめました。

騰落率はザックリ言うと「表面的な利回り」となる数値のこと。

期間内でどれだけ値上がりしたか値下がりしたかの目安となります。

ともに1期目はプラスですが2期目はマイナス、そして3期目はまたプラスと動きはかなり似ていることが分かりますね。

 

【S&P500とオルカンならどっち?】eMAXISSlimの米国株と全世界株を徹底比較:まとめ

【S&P500とオルカンならどっち?】eMAXISSlimの米国株と全世界株を徹底比較:まとめ

 

ではS&P500とオルカンの比較についておさらいします。

 

重要ポイント

  • 手数料はどちらも安い
  • 米国株ならS&p500、世界分散ならオルカン
  • どちらもランキング上位で人気のファンド

 

比較表

eMAXISSlim米国株式(S&P500)eMAXISSlim全世界株式(オールカントリー)
基準価額19,533円16,862円
純資産総額1兆4389億円6,544億円
ベンチマーク指数S&P500MSCIオールカントリー・ワールドインデックス
投資先米国主要企業500社日本を含む先進国、および新興国
実質運用コスト0.124%0.178%
騰落率1期:10.4%1期:9.3%
2期:-5.7%2期:-11.4%
3期:49.8%3期:51.6%

*2022年9月2日時点

 

どちらも手数料が安く人気の投資信託。

アメリカ経済に集中投資するならS&P500、世界に分散投資するならオルカンが向いているといえますね。

個人的にはイーマクシスシリーズならS&P500だけでいいと思います。

 

S&P500とオルカンを扱っていて、無料で始められる証券会社

証券会社特徴
松井証券還元率が高い/投信毎月現金還元サービス
マネックス証券毎日積み立て可/高機能トレードツール
SBI証券Tポイント貯まる/クレカで購入できる
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