【利回りは高いの?】iFreeレバレッジNASDAQ100のリターン率と落とし穴

iFree レバレッジ NASDAQ100(投資信託)

【利回りは高いの?】iFreeレバレッジNASDAQ100のリターン率と落とし穴

大和アセットマネジメントの投資信託「iFree(アイフリー)レバレッジNASDAQ(ナスダック)100」の利回りについて詳しく知りたい方は必見。

この記事では、レバナスの過去の利回り実績や実際のリターンが少し低くなる注意点などを解説します。

 

iFreeレバレッジNASDAQ100に実際に投資している僕が、レバナスの利回りについて分かりやすくお話しますね。

 

記事の内容

  • 過去の利回り
  • 利回り計算の落とし穴
  • 表面利回りと実質利回り

 

実際に運用した場合のリターン予測や注意点が分かりますよ。

 

iFreeレバレッジNASDAQ100の過去の利回り

期間利回り
1期目(2018年10月~2019年10月)16.6%
2期目(2019年10月~2020年10月)97.7%
3期目(2020年10月~2021年10月)56.4%
4期目(2021年10月~2022年10月)△52.3%

 

利回りの落とし穴

表面利回り実質利回り
費用や税金が計算されていない費用や税金が計算されている

 

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iFreeレバレッジNASDAQ100:基本情報

運用会社大和アセットマネジメント株式会社
信託報酬(運用管理費用)0.99%(年率・税込)
購入時販売手数料無料
基準価額29,188円
純資産額2,355億円
レバレッジ2倍
分類追加型投信/海外/株式/ブル・ベア型
ファンド設立日2018年10月19日

*2023年8月7日時点

 

iFreeレバレッジNASDAQ100は、基準価額の値動きが「NASDAQ100指数」の日々の値動きの2倍程度になるよう運用されているレバレッジ型ファンドです。

ではまず過去の利回りから見ていきましょう。

 

目次

iFreeレバレッジNASDAQ100の過去の利回り

iFreeレバレッジNASDAQ100

 

そもそも利回りとは、投資した金額に対する利益のパーセンテージ(割合)のこと。

分かりやすく言うと「投資額に対してどのくらい儲かるのか」の目安です。

 

iFreeレバレッジNASDAQ100のような分配金のない投資信託の場合、「騰落率(とうらくりつ)」がそのまま年率の利回りとなります。

 

これまでのファンドの成績を期間ごとに分けて確認していきましょう。

  • 1期:2018年10月~2019年10月
  • 2期:2019年10月~2020年10月
  • 3期:2020年10月~2021年10月
  • 4期:2021年10月~2022年10月

 

1期目(2018年10月~2019年10月)の利回り:16.6%

まずはiFreeレバレッジNASDAQ100設立から1年目の利回りです。

 

iFreeレバレッジNASDAQ100(レバナス)

iFreeレバレッジNASDAQ100(レバナス)

*運用報告書(第1期)より

 

図の運用報告書のとおり、1期目(2018年10月~2019年10月)の利回りは「16.6%」でした。

 

設立時1期末
利回り16.6%
基準価額10,000円11,663円
純資産総額3億円5億円

 

グラフを見ると、設立からしばらくは下落していますね。

しかしそこから少しずつ盛り返して、最終的には利回りも2桁となっています。

 

2期目(2019年10月~2020年10月)の利回り:97.7%

次に設立から2年目の利回りです。

 

iFreeレバレッジNASDAQ100(レバナス)

iFreeレバレッジNASDAQ100(レバナス)

*運用報告書(第2期)より

 

運用報告書のとおり、2期目(2019年10月~2020年10月)の利回りは「97.7%」でした。

 

設立時2期末
利回り97.7%
基準価額10,000円23,056円
純資産総額3億円321億円

 

グラフを見ると、2期目のスタートからは順調に伸びていますね。

途中で下がりますが、徐々に上がり最終的には期首の約2倍の基準価額となっています。

 

3期目(2020年10月~2021年10月)の利回り:56.4%

続いて3期目の利回りを見ていきましょう。

 

iFreeレバレッジNASDAQ100(レバナス)の利回り

iFreeレバレッジNASDAQ100(レバナス)の利回り

*運用報告書(第3期)より

 

3期目(2020年10月~2021年10月)の利回りは「56.4%」でした。

 

設立時3期末
利回り56.4%
基準価額10,000円36,068円
純資産総額3億円1,310億円

順調に伸びてきています。

 

4期目(2021年10月~2022年10月)の利回り:△52.3%

4期目は大きくマイナスとなった年です。

 

iFreeレバレッジNASDAQ100(レバナス)の利回り

iFreeレバレッジNASDAQ100(レバナス)の利回り

*運用報告書(第4期)より

 

4期目(2021年10月~2022年10月)の利回りは「マイナス52.3%」でした。

 

設立時4期末
利回り△52.3%
基準価額10,000円17,207円
純資産総額3億円1,263億円

 

利回りの落とし穴

落とし穴

 

利回りの落とし穴とは、簡単に言うと「ちゃんと費用も含めて計算しよう」ということ。

 

iFreeレバレッジNASDAQ100の3周年レポートにはこう記載されていました。

  • 騰落率の計算において、運用管理費用(信託報酬)は控除しています。
  • 換金時の費用・税金等は考慮していません。

 

iFreeレバレッジNASDAQ100

 

つまりこの利回りには、本来かかるはずのコストが含まれていません。

ここが落とし穴なんですが「実際に差し引かれる経費」などを計算すると利回りはもう少し低くなります。

 

どのくらい低くなるかは

  • 口座の種類
  • 保有期間
  • 販売手数料

などによっても違ってきます。

利回りには「表面利回り」と「実質利回り」があるので注意しましょう。

 

表面利回り

表面利回りは、コストを計算に含めず「投資信託へどのくらい投資したらどのくらい利益が出るのか」がざっくりと分かります。

 

iFreeレバレッジNASDAQ100に限らず、だいたいはこの表面利回りが記載されている場合が多いですね。

先ほど解説した「設立から3年目までの利回り:260.7%」も表面利回りなので、実際のリターンはもう少し低くなります。

 

実質利回り

実質利回りは、コストを計算して「投資して売却したら具体的にどのくらい利益が出るのか」が分かります。

 

iFreeレバレッジNASDAQ100の正確な実質利回りを求めるには

  • 購入手数料
  • 信託報酬
  • その他経費
  • 売却時の所得税

などの費用を考慮する必要があります。

つまり計算に入れる必要があるのは、よく言われている信託報酬だけではないんです。

 

実質利回りの計算方法

(売却額+分配金-購入手数料-信託報酬-その他費用-売却時の税金)÷元本額÷運用年数×100

 

一般的には売却額と分配金を足してから経費を差し引きます。

本当のリターンが知りたい場合は、費用も忘れずに考慮しましょうね。

 

【利回りは高いの?】iFreeレバレッジNASDAQ100のリターン率と落とし穴:まとめ

【利回りは高いの?】iFreeレバレッジNASDAQ100のリターン率と落とし穴:まとめ

 

ではiFreeレバレッジNASDAQ100の利回りについておさらいします。

 

iFreeレバレッジNASDAQ100の利回り

期間利回り
1期目(2018年10月~2019年10月)16.6%
2期目(2019年10月~2020年10月)97.7%
3期目(2020年10月~2021年10月)56.4%
4期目(2021年10月~2022年10月)△52.3%

 

利回りの落とし穴

表面利回り実質利回り
費用や税金が計算されていない費用や税金が計算されている

 

運用によって得られるリターンは、実際にかかる経費やコストによっても少なからず影響します。

 

iFreeレバレッジNASDAQ100の過去の利回りを見るかぎり、数値は高くかなりの収益が見込めますよね。

ただし信託報酬や税金などを計算に含めると、実際の利益は少しだけ低くなることもお忘れなく。

 

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