当ブログは投資信託を推奨するのではありません。
eMAXISSlim米国株式(S&P500)の分配金について知りたい方は必見。
この記事では、S&P500の運用で分配金がもらえない理由や税金について解説しています。
「なんで再投資するの?」
「分配金がもらえないと損」
「税金は払わないとダメなの?」
というモヤモヤを解決します。
記事の内容
- 分配金はもらえない?
- S&P500は配当ではなく再投資
- 再投資でも税金はかかる?
- 分配金と配当金の違い
- 2種類の分配金
配当がないS&P500のような投資信託で損しないかどうかが分かりますよ。
分配金 | なし |
分配金がもらえない理由 | 再投資にまわして運用効率を高めるため |
税金 | 受取りでも再投資でも税金はかかる(NISAの場合、限度までは非課税) |
eMAXISSlim米国株式(S&P500)を扱っていて、無料で口座開設できる証券会社
証券会社 | 特徴 |
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目次
分配金はもらえない?
まずお伝えすると、S&P500で分配金や配当金は1円ももらえないんです。
僕も実際にS&P500を運用していますが、配当を受け取ったことはありません。
過去のファンドの記録を見ても、分配金の支払い実績はずっと0円です。
S&P500は配当の代わりに再投資
S&P500はなぜ分配金がもらえないかというと、運用で得た利益を元本に組み入れて再投資しているからです。
長期的に考えた場合、分配金として一時的にお金を受け取るよりも、そのお金を再投資にまわした方が「複利効果」で運用効率が高まります。
S&P500の交付目論見書の分配方針にも「資産の成長を優先し、原則として分配を抑制する」と記載されています。
投資信託において分配金なし(再投資)の場合、一時的な配当はもらえませんが元本は増えていきます。
つまりその後の利益も増えた元本に対しての利回りになるため、長期的に見るとトータルの利益には大きな差が出るんです。
例
分配金なし(再投資型) | 分配金あり(受取型) | |
元本 | 100,000円 | |
利回り | 5% | |
分配金 | 0円 | 5,000円 |
配当後の元本 | 105,000円 | 100,000円 |
再投資でも税金はかかる?
分配金ありの受取型でも、分配金なしの再投資型でも税金はかかります。
先ほどもお話したとおり、S&P500では分配時に受け取るお金が再投資にまわされます。
お金を受け取ったら課税されるのは分かりますが、受け取らず再投資にまわした場合でも課税対象になるんです。
ちなみにNISA口座で運用している場合、枠内の上限までは課税されません。
分配金と配当金の違い
分配金と混同しやすいものとして配当金があります。
投資信託や株でよく耳にする分配金と配当金は、似ていますが厳密にいうと違うものなので確認しておきましょう。
分配金 | 配当金 |
投資信託の運用会社から支払われる | 株を発行している企業から支払われる |
分配金
S&P500などの投資信託における分配金は、運用によって得た収益が投資家たちに分配されるお金のこと。
投資信託を運用している会社が、ファンドを保有している投資家に支払います。
配当金
配当金とはおもに個別株などで使われる言葉で、投資している企業の利益の一部が配当されるお金のこと。
株式を発行している企業が投資家たちに支払います。
2種類の分配金
S&P500など投資信託の分配金には
- 普通分配金
- 特別分配金
の2種類があります。
気になる方はチェックしておきましょう。
普通分配金
普通分配金は、運用で得た利益から分配されるお金です。
配当所得として20.315%が課税されますが、NISA口座なら限度まで税金はかかりません。
特別分配金(元本払戻金)
特別分配金(元本払戻金)は、利益ではなく元本から分配されるお金です。
ちなみに特別分配金は、元本の払い戻しとみなされ税金はかかりません。
【分配金はもらえない?】eMAXISSlim米国株式(S&P500)は配当より再投資:まとめ
ではS&P500の分配金についてポイントをおさらいします。
分配金 | なし |
分配金がない理由 | 再投資にまわして運用効率を高めるため |
税金 | 受取りでも再投資でも税金はかかる(NISAの場合、限度までは非課税) |
S&P500のように、分配するお金を再投資にまわして複利効果で資産を増やすという投資信託商品はたくさんあります。
分配金がないので損しているように感じますが、長期的に見ると配当をもらうより再投資した方が資産を増やせる可能性が高いと言えそうです。
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