「車中泊デビューしたいな」
「何から始めればいいんだろう」
「長距離ドライブ旅行は不安だな」
最近は車中泊旅行の人気も高まってきて、こんな悩みを持つ人も増えてきました。
車中泊をしながらドライブで日本各地をまわる旅は、楽しいのはもちろん人生の経験値も上がるんです。
しかし楽しさやオシャレな写真ばかり見てると気づきにくいですが、知っておくべき手順や注意点があります。
記事の内容
- 歴14年の体験談
- 準備するアイテム
- 車中泊する場所
- 車中泊のマナー
- 高速道路の料金割引
- コツと注意点
- メリット・デメリット
- 初心者が気をつけるべきポイント
車中泊の旅で失敗しないための始め方が徹底的に分かりますよ。
車中泊ドライブ旅行の準備
- 必要最低限のアイテムを揃える
- 車中泊する場所やマナーを確認
- 高速料金の割引の確認
- コツと注意点を確認
- 初心者が気をつけることを確認
目次
車中泊ドライブ旅行歴14年の体験談
僕は車の中で寝泊まりしながら旅を続けていく「車中泊ドライブ旅」をはじめて14年くらいになります。
これまで日本各地をいろいろまわりながら観光してきました。
ご当地ならではのグルメや絶景スポットなど、実際に旅しないとできない経験ってたくさんあるんです。
旅で訪れた場所
北海道、青森県、茨城県、静岡県、岐阜県、島根県、鳥取県、石川県、富山県、福井県、長野県、京都府、愛知県、埼玉県、千葉県、神奈川県、兵庫県、奈良県、三重県、和歌山県、徳島県、高知県、愛媛県、香川県、山口県、長崎県など
ぐるっと一周旅することがほとんどですが、旅行記もあるので車中泊の旅ってこんな感じなのかと、参考程度に読んでみてください。
紀伊半島一周の旅
【紀伊半島一周・車中泊ドライブ】二泊三日でまわった絶景&観光スポット!~旅行記~
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準備⓵:必要なアイテムを揃える
まずは車中泊の旅を始めるために、最低限これだけは必要というアイテムを厳選しました。
不要ならもっと少なくてもいいですよ。
ムダなお金を使う必要はありません。
必要なアイテム
- 車用の充電器
- サンシェード
- マットレス
- クーラーボックス
- トラベルセット
- ドライブレコーダー
- 虫よけスプレー&ムヒ
- 防寒具
- サングラス
- 汗拭きシート
車中泊の旅に必要なアイテムは、こちらで詳しく解説しています。
【歴14年が解説】車中泊ドライブ旅行の持ち物はコレ!本当に必要なものだけを紹介
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車用の充電器
車用の充電器がないと、車内でスマホや電子機器の充電ができません。
運転しながら充電できます。
サンシェード
サンシェード(窓ガラスに設置するカーテン)がないと安心して寝れません。
プライバシー保護のためにも必須です。
マットレス
マットレスがないと固くて車内では寝れません。
疲れをとるためにもあるといいですね。
クーラーボックス
飲み物やお土産など保存するときに必要です。
トラベルセット
シャンプーやボディソープを置いていない入浴施設もたくさんあります。
日常生活でも使えるので持っておいて損はないです。
ドライブレコーダー
万が一のあおり運転やトラブルに備えておきましょう。
国土交通省も設置を推奨しています。
虫よけスプレー&ムヒ
蚊にさされるとイライラして運転に集中できません。
特に蚊に刺されやすい夏は必需品ですね。
防寒具
冬や登山の旅行だけでなく、夜間や寒い地方でも必須です。
冬旅の必需品です。
サングラス
逆光が眩しいときの運転で必要です。
安全運転と目の保護のためにもマストですよ。
汗拭きシート
シャワーやお風呂に入れない時に必要です。
汗をかいてベタベタのまま寝れませんよね。
準備②:車中泊する場所の確認
車中泊はどこでもしていいわけではないんです。
車中泊ができる場所、禁止されている場所、仮眠ならOKという場所などさまざま。
車中泊の場所は以下の5つがおすすめで。僕もよく利用しています。
車中泊できる場所
- 道の駅
- SA・PA
- RVパーク
- オートキャンプ場
- carstayステーション
車中泊スポット | 道の駅 |
利用料 | 無料 |
特徴(条件) | 24時間利用可能 |
一定数の駐車スペース | |
トイレ | |
電話 | |
情報提供施設 |
道の駅とは、国土交通省により設置された商業施設や休憩、宿泊施設のことです。
あくまでも仮眠はOKなので長時間の滞在はやめましょう。
車中泊スポット | SA・PA |
利用料 | 無料(高速料金別途) |
特徴 | 24時間利用可能 |
一定数の駐車スペース | |
トイレ | |
ガソリンスタンド | |
高速道路上の休憩スポット |
サービスエリア(SA)やパーキングエリア(PA)も道の駅と同等の位置づけなので、長時間の滞在は控えましょう。
車中泊スポット | RVパーク |
利用料 | 有料 |
特徴 | 24時間利用可能 |
電源設備あり | |
場所によって予約が必要 | |
入浴施設が近くにある | |
ゴミの回収サービス |
RVパークとは、日本RV協会認定の車中泊施設です。
車中泊スポット | オートキャンプ場 |
利用料 | 有料 |
特徴 | 24時間利用可能 |
電源設備あり | |
場所によって予約が必要 | |
トイレ・水回り完備 | |
区画で区切られている |
オートキャンプ場とは、そのまま車で乗り入れてテントを設置することができるスペースのことです。
調理場などもあるので車中泊飯なども楽しめます。
車中泊スポット | carstayステーション |
利用料 | 有料 |
特徴 | 24時間利用可能 |
予約が必要 | |
土地のシェアサービス | |
個人宅~旅館まである | |
ユーザー登録が必要 |
空きスペースを持つオーナーと車中泊する場所を探したいゲストを繋ぐシェアサービスです。
準備③:車中泊のマナーを知っておく
車中泊人口は年々増えていますが、中にはマナーを守らない人もいるんです。
車中泊のマナー
- 長期滞在しない
- ゴミを持ち込まない
- アイドリングや騒音に配慮する
ドライブ中の運転マナーと同じように、車中泊や仮眠の際にも周りへの配慮が必要です。
順番に見ていきましょう。
⓵:長期滞在しない
道の駅やサービスエリアで車中泊(仮眠)する際は、連泊など長い時間駐車し続ける行為はマナー違反です。
本来の利用目的で訪れた方が使えないなど一般利用者の迷惑となってしまうからです。
仮眠やトイレなど用事をすませたら速やかに車を出して旅に出発しましょうね。
迷惑行為が続くと車中泊禁止になる道の駅も増えてしまいます。
②:ゴミを持ち込まない
当然のことですが、ゴミを車中泊している休憩場所に持ち込んで捨てる行為はマナー違反。
しかし中にはため込んだゴミを持ち込んで捨てるマナー違反者もいるんです。
ゴミ箱周辺がゴミで溢れかえってしまい不衛生ですよね。
モラルをもって人間らしい行動を心がけましょう。
③:アイドリングや騒音に配慮する
車中泊している駐車場でのアイドリングや大音量で音楽を流す行為は、周りの利用者への迷惑となります。
車中泊ドライブ旅の時だけでなく、普段から駐車マナーを守っていきましょう。
とくに公共の場では周囲への配慮を忘れずに。
準備④:高速道路の割引サービスを把握
車中泊しながらのドライブ旅行では高速道路を使って移動することもあります。
意外と知らない人が多いんですが、高速料金を安くできる割引サービスがあるので把握しておかないと損ですよ。
高速道路の割引サービス
- ETCカード
- 深夜割引
- 休日割引
- 平日朝夕割引
⓵:ETC割引
ETCカードで精算する高速料金はすでに割引されています。
またETCカードを使うことでこの後に紹介する各種割引システムも適用されるので、まだの方はサクッと作っておきましょう。
ETCカードにこだわりがなければ、ポイント還元率の高い「年会費永年無料の楽天カード」にしておきましょう。
僕も愛用してます。
②:深夜割引
深夜の時間帯に高速道路を走るなら、深夜割引サービスを使いましょう。
高速道路の料金所を通過する時間が0時~4時の間であれば割引料金が適用されるんです。
割引率は30%で、場所によっては一部対象外の区間もあります。
③:休日割引
平日以外に高速道路を利用するなら休日割引があります。
土日祝日に高速道路を使った場合でも割引サービスが適用されるんです。
割引率は30%ですが、都心部の高速道路や大型車は割引対象外となります。
④:平日朝夕割引
平日の朝と夕方に高速道路を使う場合も、平日朝夕割引というお得なサービスがあります。
平日朝夕割引はあとで還元されるシステムとなっていて、「ETCマイレージサービス」に登録していれば利用料金の30%~50%が還元されます。
準備⑤:コツと注意点を確認
安全に楽しむためにも車中泊ドライブ旅のコツと注意点をしっかり把握しておいてくださいね。
コツ | 注意点 |
荷物は必要最低限にする | 狭い道に気をつける |
早朝・深夜に移動する | 仮眠の時はエンジンを切る |
こまめに休憩する | エコノミークラス症候群 |
車中泊ドライブ旅行のコツ
車中泊ドライブ旅を楽しむための8つのコツを知っておきましょう。
- 荷物は最小限に
- 早朝・深夜に移動
- 無理せずホテルや旅館も使う
- 旅行シーズンを避ける
- 夏冬の装備品をチェック
- エコドライブ
- こまめに休憩する
- ゆったりした服装
長時間の運転になることもあるので、こまめな休憩をはさんで事故を防ぎましょう。
また荷物が多いと車内のスペースが狭くなり、車の燃費も悪くなるので最低限の荷物があれば十分です。
時間帯によっては道が混むので、朝の通勤時や帰宅ラッシュを避けて移動しましょうね。
渋滞にはまるとイライラしてしまいますよね。
車中泊ドライブ旅行の注意点
知らないと危険な7つの注意点も必ずチェックしましょう。
- エンジンを切る
- 適度に休憩して体を動かす
- ドライブレコーダーを設置
- 山道や林道は徐行運転
- ドアロックを忘れずに
- 眠気覚ましのガムなどを用意
- サンシェードを用意
山道や林道などでは普通自動車1台分ほどの狭い相互通行道路もあるので安全運転を忘れずに。
仮眠する時にエンジンを消し忘れると一酸化炭素中毒や車両火災の危険があります。
また長時間の運転でエコノミークラス症候群(静脈血栓塞栓症)になることもあるので、こまめに休憩してストレッチしましょうね。
準備⑥:メリットとデメリットを理解
車中泊ドライブ旅行のメリットとデメリットも事前準備として把握しておきましょう。
メリット | デメリット |
宿泊代が節約できる | 長時間の運転もある |
荷物が多くても移動が楽 | 人によっては睡眠が浅くなる |
パーソナルスペースが確保できる | ガソリン代や高速代がかかる |
車中泊ドライブ旅行のメリット
基本的に車で寝泊まりするので、宿泊代が一切かかりません。
また鉄道やバスなら荷物が多いと大変な観光旅行でも、車なら積んで移動できるので楽ですよね。
さらに知らない人と隣になって気疲れすることもなく、移動中は車内のゆったりしたプライベート空間なのでストレスは感じません。
車中泊ドライブ旅行のデメリット
長距離のドライブになることもあるので、運転時間が長くなり居眠り運転などのリスクが高まります。
また夜は車内で寝るので、普段の環境と違い睡眠不足になる人も中にはいます。
燃費のいい車もありますが、移動距離によってガソリン代や高速料金もそれなりにかかってくるんです。
準備⑦:初心者が気を付けるべきポイントを確認
初心者が気を付けるべきポイント
- 防犯対策
- 周辺状況を確認する
- 無理せずホテルに泊まる
ポイント1:防犯対策
旅行先で車中泊をする際には、必ず防犯対策をしておきましょう。
以下の3つの対策は必須ですよ。
- 内側からドアロック
- ドライブレコーダー
- カーテンやサンシェード
寝る前には必ず内側からドアロックをかけ、サンシェードなどで外からは目隠し、ドライブレコーダーで夜間でも車外の様子を録画できるので車に装備しておきましょうね。
また万が一のため、貴重品は分かりにくい場所に保管して荷物で覆うなどしておくことも大事です。
ポイント2:周辺状況を確認する
車中泊をする前の事前準備として、車中泊する場所が安全かどうか下調べておきましょう。
中には治安の良くない地域や、車中泊自体が禁止されている場所もあります。
その他にも周辺にコンビニや日帰り温浴施設、交番や病院があるかも確認しておくといいですよ。
ポイント3:無理せずホテルに泊まる
体調がすぐれない時やゆっくりベッドで眠りたい時は、無理して車中泊することにこだわらずホテルや旅館に泊まるのもあり。
とくに長旅であれば、たまには体をしっかり休ませることも大切ですよ。
僕が急遽ホテルなど宿泊先を探す時はこのあたりを使ってます。
それぞれ当日予約でも比較的安い料金で泊まれるので、いざという時のためにチェックしておいてくださいね。
JTBホームページ | じゃらんnetホームページ |
JTBをチェック→ | じゃらんnetをチェック→ |
必要なものを揃えて、車中泊する場所やマナー、ドライブの注意点など確認ができたら実際に車中泊ドライブ旅に出てみましょう。
車中泊ドライブ旅行の事前準備!初心者でも失敗しない始め方:まとめ
では車中泊ドライブ旅行の準備についておさらいします。
車中泊ドライブ旅行の準備
- 必要最低限のアイテムを揃える
- 車中泊する場所やマナーを確認
- 高速料金の割引の確認
- コツと注意点を確認
- 初心者が気をつけることを確認
トラブル時の対応方法
1:体調不良や場所がないなどで車中泊できない
2:悪天候でレジャーや観光が中止になった
代わりの観光スポットやレジャー施設を探しましょう。
レジャー・観光予約情報サイト「asoview!(アソビュー)」で検索可能。
3:自分の車を家族が使う、車を持っていない
4:旅行中に車が故障した
車のトラブルはすぐにJAFを呼びましょう。「JAF公式サイト」
車中泊ドライブ旅行で自由にいろんな場所に行ってみると、知らなかった世界を知ることができて経験値が上がります。
自分の軸ができて、その後の人生でたいていのことは笑って過ごせます。
器が大きくなりメンタルも強くなりますよ。
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