この記事で分かること
- THEO+docomoのカラーパレット詳細
- 手数料が高いのか比較、検証した結果

これまで放置しながら運用し利益が出ている「THEO+docomo」ですが、手数料は高いという声も。
THEO+docomoの手数料体系「カラーパレットシステム」の詳細と、本当に高いのか検証した結果を解説していきます。
記事の内容
- カラーパレットとは
- 手数料の支払日
- 本当に高いのか検証
- 高いと言えない理由
目次
【THEO+docomoの手数料は高い?】カラーパレットの詳細と比較結果
放置しながらプロやAIロボアドバイザーに資産運用をお任せできるTHEO+docomo。
テオdocomo:基本情報
運営会社 | 株式会社お金のデザイン |
対象年齢 | 20歳以上 |
手数料 | 1%~0.65% |
最低投資可能額 | 1万円~ |
特徴 | AIロボアド資産運用 dポイントが貯まる メンテナンスはお任せ 投資一任契約 |
結論からいうと、THEO+docomoの手数料は高いと言えません。
THEO+docomoと同じ運用を自分で行うとよりお金や手間がかかり、同じロボアド資産運用の他社と比較しても手数料にはほとんど違いがないからです。
また、dポイントの付与なども考えると安いとも言えます。
THEO+docomoの手数料システム「カラーパレット」の詳細から、高いと言えない理由まで詳しく解説していきます。
THEO+docomoの手数料割引「カラーパレット」とは
THEO+docomoの手数料体系、カラーパレット(Color Palette)とは一定の条件を満たすことで手数料が割引になるシステムのことです。
利用状況に応じて自動的に手数料が最大35%OFFまで割引されていくので、事前のエントリーなどは必要ありません。
- 概要
- 適用条件
- 対象期間
- 基準額
- 注意点
順番に解説していきます。
カラーパレットの概要
まずはTHEO+docomoのカラーパレットについて概要を説明します。
カラーパレットの割引率によるTHEO+docomoの手数料は0.65%~1%です。
適用条件などありますが、積立てていき資産額を増やしていくだけで手数料を最大0.65%まで安くすることが可能。
テオカラーパレットの具体的な預け入れ資産額と手数料の関係は以下です。
カラー | 預け入れ資産額(円) | 手数料 |
ホワイト | 0 ~ 1万 | 1% |
ブルー | 1~50万 | 0.9% |
グリーン | 50~100万 | 0.8% |
イエロー | 100~1000万 | 0.7% |
レッド | 1000万以上 | 0.65% |
カラーパレットの適用条件
THEO+docomoのカラーパレットが適用され、手数料が割引される条件について見ていきましょう。
まず適用条件の大前提として「dカードGOLD」を保有する必要があります。
大前提の必須条件
カラーパレットの割引を受けるには「dカード GOLD」保有が必須
dカードGOLD:基本情報
名称 | dカードGOLD |
年会費 | 10,000円(税抜) |
買い物で貯まる | 100円で1ポイント(1%) |
公共料金の支払いで貯まる | 100円で1ポイント(1%) |
ドコモ携帯代で貯まる | 1,000円で100ポイント(10%) |
その他特典 | 各種保険 / 利用額に応じたクーポンGET / dカードケータイ補償 / お買い物安心保険 / カード紛失盗難補償 / 旅行先でのサポートデスク / 海外緊急サービス / 空港ラウンジの利用など |
ポイントの使い道 | ローソンやマツキヨ、マクドナルドなど各加盟店/アマゾンや楽天、メルカリなど各通販サイト |
年会費の1万円がネックに感じますが、ドコモ携帯を使っていて仮に毎月の携帯代が4,000円なら年間4,800ポイントがもらえます。
公共料金や普段の買い物と合わせると年会費よりお得になり、THEO+docomoの手数料も安くなるので僕もdカードGOLDを作りました。
dカードGOLDを保有する他に、カラーパレットの適用条件は以下の3つがあります。
手数料割引きの条件
- 毎月の積立(1万円以上)を設定している
- 口座から出金していない
- おつり積立の設定をしている
カラー対象期間
THEO+docomoのカラーパレットが対象となる期間について説明していきます。
カラーパレットの手数料は、3か月ごとに適用条件の達成や合計資産額を集計して反映されます。
対象期間
- 4月 ~ 6月
- 7月 ~ 9月
- 10月 ~ 12月
- 1月 ~ 3月
図のように、3か月周期で条件が反映し適用されます。
例(4月~6月)
- 預かり資産額が1万円を超えた
- 出金していない
- 積立継続していた
- おつり積立設定していた
4月~6月の間にカラーパレットブルーの条件を達成すると、7月~9月のカラーはブルーが適用されます。
同様に7月~9月にグリーンの条件をクリアすると、10月~12月のカラーはグリーンとなります。
カラー基準額
THEO+docomoのカラーパレットが適用される基準額について解説していきます。
カラー基準額とは、運用平均額のことです。
運用開始から対象期間内の月末までの入出金の総額を足して3で割った金額で求められます。
例
- 3月に開始して10万円入金
- 4月:積立入金2万円
- 5月:積立入金2万円
- 6月:積立入金2万円
この場合、以下のようになります。
4月預け入れ資産 | 12万円 |
5月預け入れ資産 | 14万円 |
6月預け入れ資産 | 16万円 |
カラー基準額
12+14+16÷3 = 14万円
カラー基準額の計算にはおつり積立額も含まれます。
カラーパレットの注意点
THEO+docomoのカラーパレットの注意点を見ていきましょう。
注意事項は以下です。
内容によっては手数料割引の対象外となる場合もあります。
注意事項
- 積立の判定は引き落し日が基準
- 口座の残高不足で引き落しできなかった場合は積立実績無し
- ネット環境や銀行状況により引き落しに時間がかかる場合もある
積立の判定は引き落し日が基準となるので、2/26に積立の引き落しがあり入金日が3/1になっても、この積立は2月の実績となります。
手数料割引の対象外
- 名義の貸し借りが発覚した
- 口座解約手続きされている
- 対象期間内に1度でも出金した
- 積立設定OFFにするなどで入金実績がない
- 対象期間内にdカードGOLDを解約した
- 対象期間内にdカードおつり積立設定を解除した
THEO+docomoの手数料はいつ支払うのか
THEO+docomoの手数料はいつ引き落とされるのかを解説します。
僕の手数料は、算出基準額288,877円で税込み242円でした。
期間内で計算され算出された運用報酬額が月初にTHEO+docomoの口座内で引き落とされます。
手数料の確認方法
- 「その他」
- 「お知らせ」
- メッセージを開く
保管されている届いたメッセージをタップすると、手数料の確認ができます。
THEO+docomoの手数料は高いのか検証
THEO+docomoの手数料は高いのか、以下の2点で検証していきます。
- 他社との比較
- 取引き内容
では見ていきましょう。
検証1:他社との手数料を比較
他のロボアド資産運用サービスと手数料を比較しました。
手数料比較
THEO+docomo(テオドコモ) | 0.65%~1% |
WealthNavi(ウェルスナビ) | 0.9%~1.14% |
楽ラップ(楽天) | 0.99% |
ON CONPASS(マネックス) | 0.925% |
比較検証すると、他社とTHEO+docomoではそれほど手数料に違いがないことが分かりました。
カラーパレットの手数料割引サービスがあるTHEO+docomoはむしろ安いと言えます。
検証2:取引き内容
THEO+docomoは利益を確保し損失を減らすために数多く売買取引を繰り返しています。
- リバランス
- リアロケーション
- リクリエーション
- リプロファイリング
それぞれ分かりやすくいうと
- 投資配分の調整
- 投資ETFと配分見直し
- 市場変化に適応
- 年齢に合わせた投資配分
これら全てTHEO+docomoがお任せで行ってくれます。
この他にも、世界中のデータをAIが判断して下落リスクを予想して損失を回避する取引なども行ってくれます。
以下は1か月の取引内容です。
同様の取引き履歴があと3ページ分あるほどの膨大な取引量だということが分かりますね。
この売買取引を本業しながら副業で行うとなると相当の時間、知識が必要となります。
また普通の証券会社で同じように頻繁な取引を行った場合、取引き手数料がTHEO+docomoより高くなる可能性も十分あります。
THEO+docomoの手数料が高くない理由
検証結果やTHEO+docomoの特徴をもとに、手数料が高くないと言える理由を解説していきます。
高くない理由
- 他社と同等の手数料
- 取引き量とコスト
- dポイントの恩恵
- 節税機能
順番に見ていきましょう。
理由1:他社と同等の手数料
THEO+docomoの手数料が高くない理由、1つめは「他社と同等の手数料」だからです。
同じロボアドを採用している他社との手数料比較は説明した通り。
違いがほとんどなく、カラーパレットの割引システムを考えると他社よりも支払う手数料は安くなるのでTHEO+docomoの手数料は高くないと言えます。
理由2:取引量とコスト
THEO+docomoの手数料が高くない理由、2つめは「取引量とコストが膨大」だからです。
THEO+docomoと同様の資産運用を個人で行うには取引量が膨大すぎてほぼ不可能。
サラリーマンが副業で行うならなおさらです。
また一般的な証券会社の取引にかかる手数料を考えると、THEO+docomoの手数料は高くないと言えます。
理由3:dポイント
THEO+docomoの手数料が高くない理由、3つめは「dポイントの恩恵がある」からです。
THEO+docomoでは、口座内の預かり資産額に応じてdポイントが毎月貯まっていきます。
- ドコモ回線:1万円につき1.5ポイント
- 非ドコモ回線:1万円につき1ポイント
ドコモ回線を使っていない方でも、年間でこれだけのdポイントが資産運用しながら貯まります。
運用手数料はかかりますが、dポイントまでもらえて自動で資産運用してくれるのでお得。
dポイントの恩恵を考えると、THEO+docomoの手数料は高くないと言えます。
理由4:節税機能
THEO+docomoの手数料が高くない理由、4つめは「節税機能がある」からです。
THEO+docomoには「THEO Tax Optimizer」という2019年6月から実装された節税機能があります。
この自動税金最適化サービスでは、利益や損失を相殺して支払い税額の負担を減らすことが可能。
支払う税金を安くしてくれるので、THEO+docomoの手数料は高くないと言えます。
節税機能については詳しくこちらの記事で解説しています。
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【THEO+docomoの税金最適化サービス】THEO Tax Optimizerを解説
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【THEO+docomoの手数料は高い?】カラーパレットの詳細と検証結果:まとめ
ではこの記事のポイントをまとめます。
ポイント
- THEO+docomoの手数料は高くない
- カラーパレットで手数料割引がある
- 割引には条件がある
THEO+docomoの手数料は、同じロボアド運用の他社と比較しても同等。
膨大な取引き量やコストを考えるとむしろ安いと言えます。
副業で資産を増やしておきたいという方は、THEO+docomoをチェックしてみてください。
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