「THEO+docomo(テオプラスドコモ)は良いらしい」
「でも何かよく分からない」
「資産運用で失敗したくない」
放置しながら資産運用できるTHEO+docomoは、手間がかからないので本業を持つサラリーマンの副業向き。
しかし始める前にメリットとデメリットを知っておかないと、自分に合わなくて後悔するかもしれませんよ。

記事の内容
- THEO+docomo:メリット
- THEO+docomo:デメリット
- デメリットの検証結果
デメリットが我慢できるほどのものなのか分かりますよ。
メリット | デメリット |
AIによる自動リバランス | 運用手数料が高い |
dポイントが貯まる | NISAに対応していない |
1万円から運用可能 | 手数料割引条件が多い |
積立投資が可能 | |
分散投資が可能 | |
確定申告が不要 | |
節税機能がある |
目次
【THEO+docomoのメリット・デメリット】デメリットを検証して解説
THEO+docomoとは、投資のプロやAIロボアドバイザーに丸投げしてお金を増やしてもらおうという資産運用ツールです。
THEO+docomo:基本情報
運営会社 | 株式会社お金のデザイン |
対象年齢 | 20歳以上 |
手数料 | 0.65%~1% |
最低投資可能額 | 1万円~ |
特徴 | 投資一任契約 |
結論からいうと、THEO+docomoを使うメリットは大きいです。
膨大な取引量やコストを手数料1%だけで運用してくれて、自分は何もせずdポイントまでもらえるからです。
あとはデメリットが許容できる範囲のものなのかが重要。
結論を言うと、dカードGOLDを作るかどうかがカギです。
ちなみの僕のTHEO+docomo運用実績は、2021年2月2日時点で利回り9.33%です。
資産額 | 1,181,257円 |
利回り | 9.33% |
純利益 | 100,775円 |
THEO+docomoを始めようか検討している方は、メリットだけでなくデメリットもしっかり確認してから判断してくださいね。
THEO+docomo:メリット
THEO+docomoのメリット
- AIによる自動リバランス
- dポイントが貯まる
- 1万円から運用可能
- 積立投資が可能
- 分散投資が可能
- 確定申告が不要
- 節税機能がある
では順番に見ていきましょう。
メリット1:AIによる自動リバランス
THEO+docomoでは、利益を確保し損失を回避するために数多くの売買取引や自動的な調整(リバランス)が行われています。
ちなみに従来の投資信託では、悪くなった比率を手動でリバランス
- リバランス
- リアロケーション
- リクリエーション
- リプロファイリング
それぞれ分かりやすく言うと
- 投資配分の調整
- 投資ETFと配分見直し
- 市場変化に適応
- 年齢に合わせた投資配分
これら全てをTHEO+docomoが自動で行ってくれます。
自動リバランスにより、パフォーマンスの下がりにくい運用が可能なんです。
また、AIが世界中の膨大な情報や市場データを活用して下落リスクを予測し損失を回避する取引も行ってくれるんですよ。
つまりメリット1の「AIによる自動リバランス」とはこういうこと。
メリット1
- 自動リバランスにより高いパフォーマンスを維持
- 市場の変化に素早く対応できる
メリット2:dポイントが勝手に貯まる
THEO+docomoでは放置しながら資産運用できるだけでなく、dポイントも勝手に貯まります。
ドコモ回線を使っていない方でも、年間でこれだけのdポイントを貯めることが可能。
- ドコモ回線:1万円につき1.5ポイント
- 非ドコモ回線:1万円につき1ポイント
つまりメリット2の「dポイントが勝手に貯まる」とはこういうこと。
メリット2
- 運用益以外にもボーナスがもらえる
- ドコモ携帯を使っているとさらにお得
メリット3:1万円から運用可能
THEO+docomoでは、1万円という少額からの投資が可能です。
初心者の方や、投資に回せる資金が少ない方には大きなメリットですね。
ちなみに他社のロボアドバイザー運用の場合、10万円から運用可能というところがほとんど。
運用可能額の比較
THEO+docomo | 1万円~ |
ウェルスナビ | 10万円~ |
楽ラップ | 10万円~ |
比較するとTHEO+docomoが他社よりも小額からの運用が可能だということが分かります。
つまりメリット3の「1万円から運用可能」とはこういうこと。
メリット3
- 初心者でも始めやすい
- 低リスクで運用できる
メリット4:積立投資が可能
積立投資は「ドル・コスト平均法」ともよばれ、購入時間の分散ができるため購入費用を安く抑えることが可能。
積立投資により長期的にお金を増やしていくことができるんです。
つまりメリット4の「積立投資が可能」とはこういうこと。
メリット4
- 購入費用を安くできる
- 相対的に利益が上がる
- 長期的に資産を増やせる
メリット5:分散投資が可能
THEO+docomoでは以下のような分散投資ができます。
- 投資先の分散
- 目的の分散
投資先の分散
THEO+docomoの投資先は、世界86か国と11,000銘柄。
分散して投資をすることで以下のようなメリットがあります。
- 下落リスクの軽減
- 収益が安定しやすい
また海外のETFとよばれる上場投資信託への投資先も30銘柄と豊富なんです。
代表的なテオの投資先は「米国」「アジア先進国」「ユーロ圏」「新興国」など。
ちなみにウェルスナビは7銘柄ほどです。
目的の分散
THEO+docomoには目的に合わせた「運用方針」があります。
運用方針を分散することでリスクの軽減や利益の増大が可能。
THEO+docomoは、総投資額のうち以下の3パターンの目的に分散して投資を行ってくれます。
- グロース:積極的な資産形成
- インカム:低リスクな資産形成
- インフレヘッジ:保有資産の保護
分散する割合は「テオにお任せ」か「自分で決める」か選ぶことが可能です。
つまりメリット5の「分散投資が可能」とはこういうこと。
メリット5
- 投資先を分散してリスク回避できる
- 目的に合わせた投資配分ができる
メリット6:確定申告が不要
THEO+docomoでは以下の2種類から口座を選べます。
- 特定口座の源泉徴収なし:自分で確定申告
- 特定口座の源泉徴収あり:THEO+docomoが確定申告
「特定口座の源泉徴収あり」を選択すれば自分で確定申告する必要はありません。
つまりメリット6の「確定申告が不要」とはこういうこと。
メリット6
- 面倒なことはTHEO+docomoにお任せ
- 自分の時間を確保できる
メリット7:節税機能が実装されている
THEO+docomoには「テオ タックス オプティマイザー(THEO Tax Optimizer)」という節税機能が実装されています。
「テオ タックス オプティマイザー」という機能により、利益や損失を相殺して支払い税額の負担を減らすことが可能。
ただし節税機能が発動するのは、2,000円以上の税負担があるとTHEO+docomoが判断した場合のみ
つまりメリット7の「節税機能が実装されている」とはこういうこと。
メリット7
- 自動的に経費削減される
- 相殺処理などの面倒な計算をしなくていい
THEO+docomo:デメリット
THEO+docomoのデメリットも確認しておきましょう。
THEO+docomoのデメリット
- 運用手数料が高い
- NISAに対応していない
- 手数料割引条件が多い
順番に解説していきます。
デメリット1:運用手数料が高い
THEO+docomoの運用にかかる手数料は高いと言われています。
実際のTHEO+docomoの手数料は0.65%~1%。
しかし預け入れ資産額によって手数料は割引されます。
THEO+docomoの手数料体系「カラーパレット」の詳細
カラー | 預け入れ資産額(円) | 手数料 |
ホワイト | 0 ~ 1万 | 1% |
ブルー | 1~50万 | 0.9% |
グリーン | 50~100万 | 0.8% |
イエロー | 100~1000万 | 0.7% |
レッド | 1000万以上 | 0.65% |
業界最低水準と書いてあるけど本当に高いのか。
検証した結果は後ほど解説します。
先に結論だけ伝えると実際は高くないんです。
デメリット2:NISAに対応していない
NISA(ニーサ)の「少額投資非課税制度」は魅力的です。
他の証券会社のNISA口座なら年間120万円まで税金がかかりません。
なぜTHEO+docomoはNISAに対応していないのか。
理由は公式ホームページに記載されていました。
NISA口座には対応しておりません。当社の運用ではお客様の資産運用方針を維持するために毎月リバランスによる売買を行っており、一度の売買により税メリットが確定してしまう現行のNISA制度に合わないためです。
THEO+docomo公式ホームページより引用
NISAの120万円という枠は、金融商品を売却しても復活しないためリバランスを頻繁に行うTHEO+docomoとは相性が悪いようです。
iDeCo(確定拠出型年金)の場合は、THEO+docomoの「MYDC」というサービスで積立運用が可能
デメリット3:手数料割引条件が多い
THEO+docomoには手数料の割引サービス「THEO Color Palette(テオカラーパレット)」というシステムがあります。
手数料が割引になる「カラーパレット」の適用条件は以下です。
適用条件
- dカードGOLDを保有
- 毎月1万円以上積立をしている
- 口座から出金していない
- おつり積立設定している
後ほど検証して解説していきますね。
こちらも先に結論を伝えると、実は「dカードGOLD」を作った方がお得です。
THEO+docomoのデメリットを検証
THEO+docomoのデメリットがどれくらいのマイナスポイントなのか、許容できる範囲なのか検証していきます。
デメリットの3つをおさらいしましょう。
デメリット
- 運用手数料が高い
- NISAに対応していない
- 手数料割引条件が多い
順番に解説していきます。
デメリット検証1:運用手数料が高い
THEO+docomoのデメリット、1つめの「運用手数料が高い」について検証します。
同じロボアド資産運用サービスを展開している他社と比較しました。
THEO+docomo(テオドコモ) | 0.65%~1% |
WealthNavi(ウェルスナビ) | 0.9%~1.14% |
楽ラップ(楽天) | 0.99% |
ON CONPASS(マネックス) | 0.925% |
THEO+docomoは割引条件クリアで最大0.65%まで、WealthNaviは割引条件クリアで最大0.9%まで手数料が割引されます。
他社と比較してみると、ほとんど手数料に差がないことが分かります。
また、メリットで説明した自動リバランスのためにTHEO+docomoは膨大な取引を自動で行ってくれています。
以下は僕の運用履歴の1か月の取引内容です。
同様の取引履歴があと3ページ分あります。
この膨大な取引きを行ってくれているので手数料が高いとは感じません。
取引き量が多くなれば一般的な証券会社では取引き手数料も多く発生しますが、THEO+docomoは1%で抑えられているとも言えます。
THEO+docomoの手数料が高いというデメリットを検証した結果は以下です。
検証結果:高いと言えない
- 手数料は他社とほぼ同じ
- 膨大な取引きをしてくれている
- 取引コストが1%で抑えられている
THEO+docomoの手数料はこちらの記事で詳しく解説しています。
-
【THEO+docomoの手数料は高い?】カラーパレットの詳細と検証結果
続きを見る
デメリット検証2:NISAに対応していない
THEO+docomoのデメリット、2つめの「NISAに対応していない」について検証します。
残念ながらTHEO+docomoではNISAのような非課税制度はありません。
しかしメリットで解説した「テオ・タックス・オプティマイザー」という節税機能があります。
非課税とまではいきませんが、節税効果はあり。
THEO+docomoの場合、NISAのように年間の投資額に制限がないので大きく投資できるというNISAにはない利点もあります。
またNISAには「損益通算」ができないという欠点があるんです。
損益通算とは、出た利益を他の損失で相殺して節税対策できるというもの。
THEO+docomoがNISAに対応していないというデメリットを検証した結果は以下です。
検証結果:節税機能で十分
- NISAのような投資額の制限がない
- NISAでできない損益通算ができる
- 節税機能で税負担を減らせる
デメリット対策3:手数料割引条件が多い
THEO+docomoのデメリット、3つめの「手数料割引条件が多い」について検証します。
従来のTHEOにも同様の手数料割引サービス「カラーパレット」はありました。
THEOのカラーパレット適用条件と比較してみましょう。
THEO | THEO+docomo |
毎月1万円以上積立している | 毎月1万円以上積立している |
出金していない | 出金していない |
dカードGOLDを保有 | |
おつり積立設定している |
たしかに従来のTHEOに比べると、THEO+docomoのカラーパレットが適用条件が多くなっていることが分かります。
まず適用条件の大前提として「dカードGOLD」を保有する必要があります。
大前提の必須条件
カラーパレットの割引を受けるには「dカード GOLD」保有が必須
ちなみにdカードGOLDはこんなカードです。
名称 | dカードGOLD |
年会費 | 10,000円(税抜) |
買い物で貯まる | 100円で1ポイント(1%) |
公共料金の支払いで貯まる | 100円で1ポイント(1%) |
ドコモ携帯代で貯まる | 1,000円で100ポイント(10%) |
その他特典 | 各種保険 / 利用額に応じたクーポンGET / dカードケータイ補償 / お買い物安心保険 / カード紛失盗難補償 / 旅行先でのサポートデスク / 海外緊急サービス / 空港ラウンジの利用など |
ポイントの使い道 | ローソンやマツキヨ、マクドナルドなど各加盟店 アマゾンや楽天、メルカリなど各通販サイト |
年会費の1万円がネックに感じますが、ドコモ携帯を使っていて仮に毎月の携帯代が4,000円なら年間4,800ポイントがもらえます。
公共料金や普段の買い物と合わせると年会費よりお得になり、THEO+docomoの手数料も安くなるので僕もdカードGOLDを作りました。
dカードGOLDを保有する他に、カラーパレットの適用条件は以下の3つがあります。
これは正直、簡単にクリアできますよね。
手数料割引きの条件
- 毎月の積立(1万円以上)を設定している
- 口座から出金していない
- おつり積立の設定をしている
THEO+docomoで通常の手数料1%から最大0.65%まで割引できるカラーパレット。
適用条件が多いというデメリットを検証した結果は以下です。
検証結果:dカードGOLDを作ればお得
- ドコモユーザーなら条件達成で大きなメリット
- 条件をクリアできず手数料1%でもデメリットではない
- dカードGOLDを作った方がお得
【THEO+docomoのメリット・デメリット】デメリットを検証して解説:まとめ
ではTHEO+docomoのメリット・デメリットをまとめます。
メリット | デメリット |
AIによる自動リバランス | 運用手数料が高い |
dポイントが貯まる | NISA非対応 |
1万円から運用可能 | 手数料割引条件が多い |
積立投資が可能 | |
分散投資が可能 | |
確定申告が不要 | |
節税機能がある |
デメリットを検証した結果、僕はマイナスに感じなかったので使っています。
また実際にTHEO+docomoを運用していて感じる最大のメリットは「放置しててもお金が増えている」ということ。
THEO+docomoのデメリットが許容範囲なら、積立運用を早く始めた方がお得ですよ。
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