長野県と富山県の県境にある観光スポット「黒部ダム」を知りたい方は必見。
この記事では、長野県一周で訪れた黒部ダムの様子や正直な感想を写真と一緒に解説します。
記事の内容
- 扇沢駅に到着(車中泊場所)
- 黒部ダムを観光
- 黒部ダム:基本情報
黒部ダムの観光放水は絶景なのか、どのくらい楽しめるのかが分かりますよ。
黒部ダム
- 高さ186mは日本一
- 黒部峡谷の大自然が絶景
- 難工事の歴史が映画にもなっている
- 住所は富山県だが長野から行く方が簡単
- 大迫力の観光放水できれいな虹も見られる
- 扇沢駅からトロリーバスで15分
- 扇沢駅で車中泊できる
目次
扇沢駅に到着(車中泊場所)
長野県一周の車中泊ドライブ旅、黒部ダムへ行くため車を走らせ「扇沢駅」に到着しました。
扇沢駅は標高1,425mにあるダムの玄関口。
黒部ダムまで関西電力が運営している「関電トンネル電気バス(トロリーバス)」が出ている出発の駅です。
山奥にある駅ですが、かつては鉄道駅としても機能していたんですよ。
ちなみにこの日の夜は扇沢駅の無料駐車場で車中泊しました。
住所
扇沢駅の住所は「〒398-0001 長野県大町市平 2117」です。
地図も載せておきますね。
駐車場(料金、台数など)
駐車料金
無料駐車場 | 230台分 |
有料駐車場 | 350台分 |
臨時駐車場 | 600台~800台*混雑時のみ |
第一、第二駐車場料金(税込) | 12時間まで1,000円(超過12時間まで1,000円) |
第三駐車場料金(税込) | 24時間まで1,000円(超過24時間まで1,000円) |
電話番号
電話番号は「0261-22-2526」です。
歴史
扇沢駅が開業したのは「1964年(昭和39年)8月1日」です。
2018年(平成30年)12月1日に鉄道駅としては廃止になりました。
トロリーバス(料金など)
関電トンネルトロリーバスはこんな感じ。
トンネルの中を進むバスは、ちょっとしたアトラクションのようで楽しいですよ。
トロリーバス往復料金
大人:2,610円(税込)
小人:1,310円(税込)
トロリーバスの中ではダムに着くまでの15分間、黒部ダムの紹介動画が流されています。
紹介動画がちょうど終わった15分後に黒部ダム駅へ到着。
トンネルの中は7月でもひんやり涼しかったです。
黒部ダムを観光
トロリーバスを降りて黒部ダムの改札を出ました。
長い通路の中の階段を登ると、そこはもう黒部ダムです。
標高1,454mの立て札がある写真の場所は、観光客に人気の記念撮影スポットで行列ができていました。
さっそく黒部ダムを散策していきます。
スケールの大きいダムなので、階段の昇り降りもけっこうありますよ。
歩いて回った順番に紹介していきますね。
- 巨大バケット
- 観光放水
- 黒部峡谷の絶景
- お土産屋さん
- 歴史を学ぶ特設会場
- 黒部ダムカレー
巨大バケット
階段を降りてまず最初に見たのは展示されていた「巨大バケット」です。
黒部ダム建築当時はこの巨大なバケットにコンクリートを入れて200m下まで運んだそうですよ。
規格外のスケール感ですね。
迫力の観光放水と虹
そのまま階段を進んでいくと、静寂な黒部峡谷の中でひときわ大きな「ゴォー」という水流の音が聞こえてきました。
ちょうど行われていた黒部ダムの観光放水の音です。
近づいてみると、大迫力の観光放水は圧巻です。。
毎秒10トン以上の水が放水されている観光放水の光景は想像以上でした。
ちなみに近づきすぎると霧で少し濡れるのでお気をつけて。
観光放水が見られるのは「6月26日~10月15日」の期間だけです。
よ~く見てみると観光放水でできたきれいな虹を発見!
スタッフの方に聞いてみると放水中は必ずといっていいほど虹が見えるそうです。
黒部峡谷の絶景
大自然の中にそびえる巨大なコンクリートの壁は見ごたえ十分。
黒部ダムの観光放水からふと視線をあげてみると、7月だというのに黒部峡谷にはまだ雪が残っているところも見えますね。
観光放水を真上から見下ろせる橋があります。
大量に放水された水が、黒部峡谷の山の中へとどんどん流れてます。
黒部ダムのお土産
大迫力の観光放水ときれいな虹を見たあとは、黒部峡谷の絶景を見つつ少し休憩。
黒部ダムの散策エリアにはお土産屋さんがあり、ご当地ジュースやご当地土産がたくさんありました。
ミネラル豊富なご当地サイダーの八サイダーと濃厚なりんごジュース(2つで500円くらい)を飲みながらお土産屋さんの休憩スペースでまったり。
他にもキーホルダーや地ビール、詰め合わせのお菓子などが売られていました。
特設会場
休憩を終えてまだ散策していないエリア「特設会場」へ行ってみました。
特設会場では黒部ダム建設時の展示品が飾られていたり、殉職者がたくさん出たという難工事の歴史が分かります。
石原裕次郎と三船敏郎製作の映画「黒部の太陽(くろべのたいよう)」でも難工事ぶりが描かれています。
黒部ダムの絶景から歴史まで堪能したので扇沢駅へ戻ることに。
帰りもトンネル内のトロリーバスで15分です。
黒部ダムカレー
黒部ダムからトロリーバスで扇沢駅に到着。
扇沢駅は1階と2階があり、1階にはキーホルダーやTシャツ、黒部にちなんだ食べ物などのお土産屋さんがたくさん並んでいます。
夜ご飯のために2階にあるレストランへ。
レストランでは黒部ダムの名物「黒部ダムカレー(税込880円)」にしました。
正直にいうと黒部ダムカレーの味は、そこまで美味しいというわけではなくごく普通。
しかし見た目のインパクトが写真映えしたり思い出になるので人気なんだと思います。
黒部ダム:基本情報
黒部ダムは1963年(昭和38年)に完成した富山県にある水力発電専用の巨大なダムです。
世界遺産候補にもなるほど観光地としては有名で、絶景の黒部峡谷と大迫力の観光放水が人気のスポット。
黒部ダムは「黒四(くろよん)ダム」ともよばれていて、映画のロケ地となったり紅白歌合戦の中継先として中島みゆきの特設ステージになったことも。
黒部ダムへは長野県の扇沢駅から行くのが最短ルートです。
住所
黒部ダムの住所は「〒930-1406 富山県中新川郡 立山町芦峅寺」です。
観光放水
観光放水は「6月26日~10月15日」の時期に行われます。
料金
黒部ダムには入場料などはなく無料で見ることができます。
電話番号
黒部ダムの電話番号は「0261-22-0804」です。
営業期間と営業時間
営業期間は毎年「4月中旬~11月30日」頃です。
営業時間は「7:30~17:00」と、朝は早くからオープンしてますよ。
大きさ
貯水量 | 約2億立方メートル(東京ドーム160杯分) |
高さ(堤高) | 186m |
幅(堤頂長) | 492m |
ちなみに高さ186mは日本一です。
ダムの型式は「コンバインダム(アーチ式コンクリートダム+重力式コンクリートダム)」とよばれています。
交通アクセス
黒部ダムへ行くには長野県側なら「扇沢駅」、富山県側から行くなら「立山駅」が目的地となります。
車で行く場合
扇沢駅 | 安曇野ICより60分 |
立山駅 | 立山ICより40分 |
電車で行く場合
扇沢駅 | 長野駅から特急で約1時間50分 |
立山駅 | 電鉄富山駅から約1時間 |
周辺観光
黒部ダムの周辺には他にも観光スポットがあるので長野旅行や富山旅行を満喫したい方は参考にしてみてください。
立山ロープウェイ | 標高2,316mの動く展望台 |
雪の大谷 | 高さ20mの雪の壁の道 |
名剣温泉 | 黒部峡谷の奥深くにある絶景露天風呂 |
黒部ダム周辺をドライブしたい方は「たびらいレンタカー」で予約できます。
黒部ダム周辺ではこんなアクティビティが楽しめますよ。
黒部湖遊覧船「ガルベ」 | 黒部峡谷と黒部ダムを楽しめるクルーズ船 |
HoLo家 | バーナーで作る耐熱ガラスコップ |
グリーンパーク吉峰 | 日帰り温泉と会席料理でリフレッシュ |
アクティビティは「レジャー総合情報サイト:アソビュー」からお得に申し込みできます。
黒部ダム周辺の宿泊予約は「じゃらんnet」から一括検索で予約も可能です。
【黒部ダムの観光放水が絶景】車中泊した扇沢駅からトロリーバスで15分:まとめ
では黒部ダムについておさらいします。
黒部ダム
- 高さ186mは日本一
- 黒部峡谷の大自然が絶景
- 難工事の歴史が映画にもなっている
- 住所は富山県だが長野から行く方が簡単
- 大迫力の観光放水できれいな虹も見られる
- 扇沢駅からトロリーバスで15分
- 扇沢駅で車中泊できる
使った金額:3,990円(税込)
トロリーバス | 2,610円(税込) |
ジュース | 500円(税込) |
黒部ダムカレー | 880円(税込) |
黒部ダムは高さ日本一の圧倒的な巨大ダムで、大自然の中の絶景観光スポット。
黒部峡谷の雄大な自然にも癒され、大迫力の観光放水も見られます。
ぜひ人生で一度は訪れてほしい「黒部ダム」でした。
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