この記事で分かること
- 不動産投資のメリット・デメリット
- 不動産投資で失敗しないためのコツ

この記事では不動産投資の7つのメリットと5つのデメリット、不動産投資で失敗しないためのコツを解説。
不動産投資を検討している方は、始める前にチェックしてください。
記事の内容
- 不動産投資のメリット
- 不動産投資のデメリット
- 不動産投資で失敗しないコツ
不動産投資は毎月の家賃収入という不労所得が魅力的。
しかし知らないと危険なデメリットもあるので、失敗しないコツとあわせて解説していきます。
目次
【不動産投資のメリット・デメリット】失敗しないためのコツも解説
不動産投資には運用益としての家賃収入や資産としての価値など、不動産を取得して運用することでさまざまなメリットがあります。
しかし不動産に限らず投資には必ずリスクが存在するのも事実。
見落としがちなデメリットもたくさんあるのでしっかり解説していきます。
メリット | デメリット |
家賃収入 | 空室リスク |
売却益 | ローン金利 |
資産性 | 固定資産税 |
生命保険代わりになる | 手続きが面倒 |
年金代わりになる | 修繕の必要がある |
レバレッジがきく | |
節税効果がある |
また、不動産投資で少しでも失敗しない確率を上げるコツもお話するので見ていきましょう。
コツ
- 初心者セミナーに参加する
- 情報収集する
- ローンの額と賃料を計算する
では不動産投資のメリットから解説を始めていきます。
不動産投資のメリット
不動産投資にはたくさんのメリットがあります。
解説するメリット7つは以下です。
不動産投資のメリット
- 家賃収入
- 売却益
- 資産性
- 生命保険代わりになる
- 年金代わりになる
- レバレッジがきく
- 節税効果がある
では順番に見ていきましょう。
メリット1:家賃収入
不動産投資のメリット、1つめは「家賃収入」です。
不動産を所有してオーナーになると家賃収入という不動産所得を得ることが可能。
所有物件に住んでいる入居者さんから毎月賃貸料が支払われ、賃貸料は不動産オーナーの収入となります。
自分は働かなくても、入居者さんがいる間は安定した収入が入ってくるシステム。
いわゆる不労所得ですね。
副業としての不動産投資であれば、本業以外にも副収入を得られるので日々の生活にも余裕がでてきます。
メリット2:売却益
不動産投資のメリット、2つめは「売却益がある」ことです。
購入して所有した不動産は、売ってお金にすることもできます。
購入価格より高い価格で売却できれば売却益も計上可能。
仮に購入価格と同じくらいの価格で売れたとしても、それまでの家賃収入は利益となります。
もちろん購入価格より売却価格が低くなることもありますが、家賃収入を得ていた期間が長いほど収益も多くなっていて、さらに売却した分のお金も入ってくるので結果的に利益を生み出せています。
メリット3:資産性
不動産投資のメリット、3つめは「資産性がある」ことです。
購入した不動産物件は自分の資産となります。
住居用の賃貸として貸し出すだけでなく、さまざまな用途で使うことが可能。
- 自分の家族や知り合いの住まい
- 店舗として活用
- 更地にして駐車場
このように形を変えて収入を得ることもできます。
不動産はお金を生む資産です。
メリット4:生命保険代わり
不動産投資のメリット、4つめは「生命保険代わりになる」ことです。
投資用の不動産をローンで購入する場合、必ず「団体信用生命保険(団信)」に入る必要があります。
以下のような場合に、残りの返済額が全て団信の保険料から支払われます。
- 死亡した場合
- 高度な障害が残るような事故にあった場合
上記のように返済が困難になった場合でも、団信という生命保険代わりの制度があるので残された家族に借金が残ることはありません。
ちなみに団信の保険料は銀行ローンの場合、金利に含まれていることがほとんど。
メリット5:年金代わり
不動産投資のメリット、5つめは「年金代わりになる」ことです。
仕事を定年退職したあとは年金を受給して生きていくことになります。
しかし年金制度にはさまざまな不安がありますよね。
そんな時も家賃収入があれば、年金と同じように働かなくても得られる収入源となります。
メリット6:レバレッジがきく
不動産投資のメリット、6つめは「レバレッジがきく」ことです。
不動産投資ではレバレッジ(てこの原理)がきくので少ない資金で大きな投資運用が可能。
投資用不動産の物件購入時は、ローンを組むことがほとんどなので自己資金が少なくてすみます。
少ない資金でローンを返済しながら家賃収入という利益を得られるので、銀行の融資が通りやすいサラリーマンには有利な投資と言えますね。
メリット7:節税効果
不動産投資のメリット、7つめは「節税効果がある」ということです。
不動産投資で得た収入から、以下のような経費が差し引かれて納税額が決まります。
- 減価償却費
- ローン金利
- セミナー参加費
- 交通費
- 司法書士費用
- 固定資産税
- 都市計画税
上記以外にもありますが、上記の金額を確定申告で計算に組み込むことで節税できます。
不動産投資を始めたら確定申告で節税しましょう。
僕の体験談として、不動産投資1年目は確定申告の手続きに慣れていなくてかなり苦戦しました。
不動産投資の確定申告方法についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
【不動産所得での確定申告書の書き方】初心者の僕でもできた体験談 →
不動産投資のデメリット
不動産投資のデメリットを5つ解説していきます。
不動産投資のデメリット
- 空室リスク
- ローン金利
- 固定資産税
- 手続きが面倒
- 修繕の必要がある
順番に見ていきましょう。
デメリット1:空室リスク
不動産投資のデメリット、1つめは「空室リスクがある」ということです。
部屋に住む入居者さんがいない状態(空室)だと毎月の収入は入ってきません。
ローンを組んで不動産物件を購入した場合は、毎月のローン支払いがそのまま赤字となります。
空き部屋対策としてサブリースを入れるという手段もあります。
サブリース
いわゆる家賃保証制度で、管理会社を仲介することで入居者の家賃支払いの有無にかかわらず、手数料を引かれた金額が家賃収入として入る仕組みのこと
サブリースを入れると家賃収入がゼロにはなりませんが、手元に入ってくる金額が手数料を引かれた分だけ少なくなります。
デメリット2:ローン金利
不動産投資のデメリット、2つめは「ローン金利が発生する」ことです。
不動産物件は高額な場合がほとんど。
資金が豊富でも、物件を一括で購入するより手元にキャッシュを残してローン返済していく方が無難です。
ローンを組んで返済すると金利が上乗せされるので、最終的な返済額は金利の分だけ多くなります。
デメリット3:固定資産税
不動産投資のデメリット、3つめは「固定資産税が発生する」ことです。
車を持っていると毎年税金がかかるように、不動産を所有していると毎年固定資産税が発生します。
1月1日時点でマンションや土地などを所有している人が対象となり課税されます。
利益が目減りしてしまいますが、確定申告で経費計上することで多少は還元されるのでお忘れなく。
固定資産税
毎年1月1日の時点でマンションや土地など不動産を所有している全ての人にかかる税金のこと
デメリット4:手続きが面倒
不動産投資のデメリット、4つめは「手続きが面倒」なことです。
実際にやってみて分かりましたが、いろいろ手続きが多くて手間がかかりました。
契約で必要なものを揃えたり、売買契約や銀行の融資などやることがたくさん。
手続きが終われば何もしなくても家賃収入が入ってくるのですが、最初の手続きは面倒でした。
デメリット5:修繕の必要がある
不動産投資のデメリット、5つめは「修繕の必要がある」ことです。
新築で購入した物件でも必ず時間とともに経年劣化していきます。
劣化して老朽化した部分があれば、修繕工事をしないと入居者さんがつきにくく空室リスクが高まります。
中古物件の場合ならなおさら。
小さな破損やメンテナンスの費用は物件所有者であるオーナーが支払います。
老朽化による大規模な修繕工事も必要になるので、修繕積立金も忘れずに貯めておきましょう。
修繕積立金
不動産物件の大規模な修繕には多額の費用がかかるため、毎月一定額を修繕工事用としてオーナーが支払い積み立てておくお金のこと
一般的には管理組合が修繕積立金の積み立てを行います。
不動産投資で失敗しないためのコツ
不動産投資で絶対に失敗しない、必ず成功するというコツはありません。
しかし少しでも失敗する確率を下げるためのコツならあります。
失敗しないコツ
- 初心者セミナーに参加
- 情報収集する
- ローン返済額と賃料を計算する
順番に解説していきます。
コツ1:初心者セミナーに参加してみる
不動産投資で失敗しないためのコツ、1つめは「初心者セミナーに参加してみる」ことです。
素人がいきなり始めるのは危険です。
よく分からないまま不動産投資をスタートさせると失敗する確率が上がるだけ。
まずは基本的な知識や不動産投資の仕組みを理解しましょう。
不動産投資の知識を基礎から学べて、強引な勧誘も無いと評判の初心者向け無料セミナーもあります。
初心者向け無料セミナー
上記の無料セミナーについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
コツ2:情報収集する
不動産投資で失敗しないためのコツ、2つめは「情報収集する」ことです。
不動産投資の流れを理解したら、次に投資用物件の購入を検討し始めます。
しかしよっぽど良い物件ではない限り即購入するのは失敗するリスクが高まるのでしっかり物件の情報収集をしましょう。
ポイント
- 物件の最寄り駅
- 鉄道沿線の土地価格(路線価)
- 電気、ガス、水道のメーター
- 周辺地域全体の治安
- 修繕履歴
- 管理会社の情報
など、他にもありますが失敗しないために情報をチェックしておきましょう。
不動産投資で実際に友人が失敗した話、こちらの記事で詳しく解説しています。
コツ3:ローン返済額と賃料を計算する
不動産投資で失敗しないためのコツ、3つめは「ローン返済額と賃料を計算する」ことです。
毎月の家賃収入額とローンの返済額は必ず計算しましょう。
収入額より返済で出ていくお金が多いと常に赤字の不動産経営となります。
中にはこのような投資用物件もあり、不動産営業マンに「節税対策です」「保険代わりです」などと丸め込まれないように注意しましょう。
よく考えれば分かりますが、常にマイナス計上では投資になりません。
【不動産投資のメリット・デメリット】失敗しないためのコツも解説: まとめ
ではこの記事のポイントをまとめます。
ポイント
- 不動産投資は安定的な家賃収入が魅力的
- しかしリスクもあり税金もかかる
- 初心者向け無料セミナーや情報収取が失敗しないコツ
投資には必ずメリットとデメリットが存在します。
不動産投資で資産を増やしていきたいなら、メリットとデメリットを理解してセミナーなどで知識をつけてからにしましょう。
不動産投資初心者向けセミナーについては、詳しくこちらの記事で解説。
不動産投資の始め方はこちらの記事で徹底解説しています。
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