*当ブログは不動産投資を推奨するものではありません。
不動産投資の失敗事例を知りたい方は必見。
この記事では、不動産業者にグレーなやり方で騙された事例と知っておきたいチェックポイントを解説します。
「不動産投資ってなんか怪しい」
「悪徳業者に騙されたくない」
「失敗して後悔したくない」
僕も含めてこう思う人は多いですよね。
ごく稀にですがグレーなやり方で物件を売りつけようとする悪徳業者もいます。
チェックすべきポイントを知っておかないと騙されてしまうかも。
記事の内容
- 不動産投資で失敗した友人
- 失敗事例「友人の体験談」
- 騙されないためのチェックポイント
不動産投資で失敗して後悔しないためのチェックポイントが分かりますよ。
失敗事例の概要
- 店舗のおとり広告
- 高利回りの物件を紹介される
- 購入後すぐに入居者が退居
- 空室でローン支払いだけが続く
- 設定家賃が異常に高かった
- 家賃を大幅に下げて入居者確保
チェックすべきポイント
- 適正価格かどうか
- 不動産業者の評判
- おとり広告
- 過去の入居履歴
- ガス、電気、水道のメーター
目次
不動産投資で失敗した友人
現在は不動産投資で順調に成功している僕の友人は、最初の投資物件で失敗しました。
実際に失敗を体験した友人について簡単に紹介します。
性別 | 女性 |
年齢 | 27最(2016年当時) |
職業 | イベント企画会社のOL |
年収 | 500万円ほど |
結婚 | 未婚(彼氏なし) |
性格 | 考えるよりまず行動・面倒くさがり・流されやすい |
友人は確認せずに何でも即断即決する失敗を恐れないタイプ。
行動力はすごいなと思いますし、見ていて気持ちいいんですけどね。
友人はセミナーに参加したりネットで調べたりせず不動産投資の本を1冊だけ読んでいきなり物件探しを始めたんです。
ちなみに僕は絶対に失敗したくなかったので、最初は初心者向けセミナーなどで知識をつけてから始めました。
行動力は大事ですが、不動産物件は決して安い買い物ではないということをお忘れなく。
では友人の体験談からお話していきますね。
不動産投資の失敗事例「友人の体験談」
最初にお伝えすると失敗の原因は「確認不足」です。
もちろん不動産業者もかなりグレーなやり方なので、初心者には分かりにくいんですがチェックは大事ですよね。
友人はとにかく自信家で、不動産投資の本を読み終えると今すぐにでも不動産投資を始めたいと言って行動開始。
翌日には近くの不動産業者にある「おとり広告」にハマり店舗に入ったのが失敗の始まりでした。
では順番に解説していきます。
- 投資物件の購入
- 購入後のトラブル
失敗した経緯:投資物件の購入
不動産屋さんの外に張り出されている広告を見て、お手頃価格の投資用マンションを見た友人。
「外の張り紙見たんですけど、詳しく教えてもらえませんか?」
対応した不動産業者の担当者(いかにも良い人そうな優しい雰囲気の40代くらいの男性)
「ちょうど今売れてしまったんです。もしよかったら似たような物件お探ししますよ。」
着席して出されたコーヒーを飲みながら担当者と話をした友人は、別の投資用マンションを勧められました。
勧められたのはオーナーチェンジ物件、価格は高めですがおしゃれな外観のマンションの1室です。
オーナーチェンジ物件
物件を所有している不動産オーナーが入居者のいる状態で他の人に販売する方法。
購入者には入居者の募集など手間を省いてすぐに家賃収入が入ってくるというメリットがあります。
オーナーチェンジ物件は購入後すぐに家賃収入が入ってくるなどのメリットがある反面、入居者を選べないなどデメリットもあります。
不動産業者にオススメされ友人が購入した不動産投資物件の詳細です。
場所 | 都内の駅近(徒歩2分) |
家賃 | 18.8万円 |
購入価格 | 約5,200万円 |
築年数 | 6年 |
備考 | タワーマンションの8F |
物件購入価格は高かったのですが、毎月支払われる家賃も高かったので利回り(利益率)は好条件。
さらに購入後すぐに家賃収入が入ってくるメリットに加えて、写真で見た物件の外観がとてもおしゃれで気に入った友人は即契約。
賃貸借契約書もさらっと確認した程度だったそうです。
失敗した経緯:物件購入後のトラブル
投資用物件の購入後、初めての家賃収入が入ってウハウハに喜ぶ友人。
しかしそれも長くは続きませんでした。
さっそく2か月目から「家賃滞納」が発生。
まあ1か月くらい大丈夫だろうと面倒くさくて放置していると翌月も同じく家賃を滞納し支払わない入居者。
友人は不動産業者を介して入居者に家賃を支払うよう通知しましたが返事はなし。
滞納した賃料を支払ってもらうため、入居者と直接会って話し合うことになりました。
しかし20代男性の入居者は、
「仕事を辞めて収入がなくなってしまい、家賃の支払いができない」
と言い部屋を退居してしまいました。
切り替えも早い友人は、すぐに次の入居者の募集を物件購入した不動産業者に依頼。
しかし2か月ほど経過しても入居希望者はあらわれません。
都内で駅近ならもう少し需要があるはず、おかしいなと思った友人はある違和感に気づきました。
「同じマンションの他の部屋より設定されてる家賃が高い」
調べてみると同じマンションの部屋だけでなく周辺相場より高く設定されていた家賃。
同じような部屋なら値段が安い方の部屋に住みたいのはあたりまえですよね。
利回りが高かった理由
異常に高い家賃に設定されていたから
設定されている家賃が高いと利回りも高くなるので、好条件の優良物件だと錯覚してしまうんです。
不動産業者に家賃設定がおかしいと問い詰めてみても
「部屋ごとに担当者が違うのでよく把握していません。」
と知らんぷり。
結局友人は買ったばかりの部屋のローンだけを抱え込みました。
このままでは自己破産してしまうと考えた友人は、しかたなく家賃設定を安くして入居者の募集を開始。
しかしなかなか入居希望者はあらわれず、赤字を垂れ流す日々が続きました。
ようやく次の入居者が決まったのは、家賃設定を下げてから3か月間後のこと。
家賃収入は下がりましたが、入居者が見つかって本当に安心しました。
ちなみに不動産業者が各部屋の家賃の違いを把握していないなど、普通に考えてありえません。
こんなグレーなやり方をする悪徳業者に騙されないためのチェックポイントを解説していきます。
不動産投資で騙されないためのチェックポイント
チェックすべきポイント
- 適正価格かどうか
- 不動産業者の評判
- おとり広告
- 過去の入居履歴
- ガス、電気、水道のメーター
その他にも「カーテンスキーム」とよばれるものもあります。
カーテンスキーム
本当は入居者がいないのにカーテンだけ取り付けて、いかにも入居者がいるように見せるやり方
ではチェックポイントを順番に見ていきましょう。
⓵:適正価格かどうか
悪徳業者は基本的にぼったくり価格で物件を売りつけてきます。
不動産を購入する前に、必ず周辺相場や他の部屋の家賃も調べておきましょう。
そして購入を急がせてきます。
「今買わないとすぐに売れてしまいますよ」
この発言が出てきたら怪しいと思ってくださいね。
②:不動産業者の評判
今はスマホで調べれば簡単に評判や口コミが出てくるので、その不動産業者を調べてみてください。
悪い噂が書いてある業者も中にはいますよ。
③:おとり広告
今回の事例のように「おとり広告」はよくある手口です。
欲しかった物件がそんなタイミングよく売れるのかと疑いたくなりますよね。
これは投資用不動産の購入だけでなく、賃貸の部屋探しでもよくある手口なので覚えておいて損はありません。
④:過去の入居履歴
「ずっと入居していたのか」「数日前から入居しているのか」など、過去の入居履歴もしっかりチェックしておきましょう。
今回の失敗事例と似たようなケースでは、裏で「前オーナー」「入居者」「不動産業者」が結託して繋がっている場合もあります。
- 前オーナーは物件を売り払いたい
- 知り合いの20代男性を住んでるように見せかける
- すぐに家賃が入る物件として売れやすくなる
- 物件が売れたらすぐに退居させる
- 前オーナーは物件を売り払える
- 不動産業者も販売手数料が儲かる
⑤:ガス、電気、水道のメーター
購入する物件に既に入居者がついているならメーターを確認しましょう。
本当に住んでいるならガスや電気、水道のメーターが動いているはずです。
【不動産投資で失敗した事例から学ぶ】悪徳業者に騙されないためのチェックポイント:まとめ
不動産投資の失敗事例とチェックポイントをおさらいします。
失敗事例の概要
- 店舗のおとり広告
- 高利回りの物件を紹介される
- 購入後すぐに入居者が退居
- 空室でローン支払いだけが続く
- 設定家賃が異常に高かった
- 家賃を大幅に下げて入居者確保
チェックすべきポイント
- 適正価格かどうか
- 不動産業者の評判
- おとり広告
- 過去の入居履歴
- ガス、電気、水道のメーター
もし不動産投資を始めようと検討しているなら、チェックポイントは必ず確認しておきましょう。
今回の失敗事例のように勉強したりせず、確認不足のまま不動産投資をいきなり始めるのは危険です。
まずは不動産投資の知識を勉強して、物件を購入する前にはしっかりと確認。
無料で知識を学べる初心者向けの不動産投資セミナーも参考にしてみてください。
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