*当ブログは個別株の売買を推奨するものではありません。
売上高日本一のビール企業銘柄「アサヒグループHD(2502)」について知りたい方は必見。
この記事では、アサヒグループHDの良いところや悪いところ、口コミなどを忖度なしで正直に解説します。
記事の内容
- 投資運用実績
- 良いところ
- 悪いところ
- 口コミ・評判
- 基本情報
アサヒグループHDの株を買うべきかどうかの判断材料として読んでみてください。
個人的には、ビール需要減退など不安要素もありますが、円高対策のディフェンシブ銘柄として長期保有していく予定です。
アサヒグループHDの個人的評価
項目 | 評価 |
配当金 | 3.5点 |
配当利回り | 3.5点 |
安さ | 3.5点 |
株主優待 | なし |
長期保有 | 4.5点 |
投資実績
購入額 | 557,980円(300株) |
評価額 | 587,400円 |
株価 | 1,958円 |
年間配当金 | 1株あたり47円 |
配当利回り | 2.4% |
PER | 15.4倍 |
PBR | 1.05倍 |
累計配当金額 | 0円 |
権利確定月 | 6月・12月 |
株主優待 | なし*2023年度をもって廃止 |
保有期間 | 約3ヶ月 |
*2024年9月28日時点
良いところ・悪いところ
良いところ | 悪いところ |
配当推移が右肩上がり | 外食事業撤退 |
海外事業を幅広く展開 | 株主優待の廃止 |
長期保有向きのディフェンシブ銘柄 | 海外市場へ株式売り出し |
口コミ・評判
- 円高メリット銘柄
- 売上高日本一のビール
- 今後の株価はどうなる?
アサヒグループHD(2502)を扱っていて、無料で口座開設できる証券会社
証券会社 | 特徴 |
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目次
これまでの投資運用実績
アサヒの株を買ったのは2024年7月1日。
「買い時は株価が大きく下落したタイミング」と考えて、アサヒも何ヶ月間か待っていました。
しかし「どうせ長期保有目的だし株価が上がっても下がっても売るつもりはないからいいか」と考え、押し目待ちをやめて(我慢できず)買うことにしました。
1株5,579.8円で100株購入。(株式分割前)
株式分割後の現在では、購入額が1株1,859.93円で300株保有となっています。
これまでの受け取り配当金額
合計 | 0円 |
アサヒグループHD株の良いところ
アサヒグループHD株の良いところ
- 配当推移が右肩上がり
- 海外事業を幅広く展開
- 長期保有向きのディフェンシブ銘柄
⓵:配当推移が右肩上がり
アサヒグループHDの配当金額は順調に推移していてグラフも右肩上がりとなっています。
2013年度には1株当たり43円だった配当金が、10年たった2023年度には121円にまで増配。
配当性向もコロナの2020年だけは上がっていますが、基本的には30%~40%と余力がある数値なので安心できそうです。
ちなみに売上収益も順調に伸びていて、アサヒグループの2023年度売上高は2兆7,691億円。
のちほど口コミでも解説しますが、国内にあるキリンやサッポロなどのビール競合他社と比べてアサヒグループの売上高が1番多いんです。
②:海外事業を幅広く展開
アサヒグループHDは世界中に事業を幅広く展開しているグローバル企業。
手広い海外事業のメリットとしては「売上収益の確保」「日本国内の人口減少対策」などが挙げられます。
アサヒグループの売上のうち海外売上の割合は約50%と半分が海外からの売上となっています。
グラフでも海外売上比率が増えてきているのが分かります。
過去を見ると、ほとんどが国内売上だけでしたが人口減少などを見越して海外進出を進めていき売り上げを伸ばしているようですね。
③:長期保有向きのディフェンシブ銘柄
日本株の中にはディフェンシブ銘柄と呼ばれる銘柄がいくつかあり、業種(セクター)で言うと「食料品」「医薬品」などです。
アサヒグループHDも食料品セクターでディフェンシブ銘柄とされています。
直近約10年の株価チャートを見ても、コロナによる下落などはありますが、長期的に少しずつ右肩上がりで推移してきています。
アサヒグループHD株の悪いところ
アサヒグループHD株の悪いところ
- 外食事業撤退
- 株主優待の廃止
- 海外市場へ株式売り出し
⓵:外食事業撤退
アサヒグループHDは2023年7月に外食事業から撤退する方針を決めました。
コロナ後にビール関連は回復しましたが、外食事業はコロナ前までは戻らないと判断したためだそうです。
傘下の「なだ万」や「アサヒフードクリエイト」を売却することで、スーパードライなどの酒類事業や飲料事業に経営資源を集中させるとのこと。
事業撤退は従業員解雇など、一般的にマイナスイメージが付きやすいと言われます。
しかし、個人的にはコロナから客足が完全に戻らない外食事業に見切りをつけて利益が見込める事業に集中するのは賢明な判断だと思いました。
②:株主優待の廃止
アサヒグループHDは2023年度分をもって株主優待を廃止すると発表。
今までは株主優待として非売品のビールがもらえたので、楽しみにしていた国内の個人投資家からは残念という声が多くあがりました。
しかし、発表内容にもあるように優待を廃止した分の株主還元策として「配当金の増加」「自社株買い」などを拡充するそうです。
アサヒの株は海外投資家が約40%を保有していて日本の個人投資家保有率は10%以下。
個人的な考えですが、海外投資家からしてみれば国内限定の株主優待にお金を使うぐらいなら自社株買いなどで株価を上げろと思いそうですよね。
少数の個人投資家より多数の海外投資家にメリットのある政策という印象です。
③:海外市場へ株式売り出し
2023年11月、アサヒグループHDは「海外市場への株式売り出し決定」のIRを発表しました。
簡単に言うと、政策保有株売却が進む中で三井住友銀行や農林中央金庫が保有しているアサヒの株を海外市場で売るということ。
政策保有株の売却は需給悪化が懸念されて一時的な株価下落が起こりやすく、実際にアサヒの株価は一時的に4%安の大幅下落となりました。
個人的には、財務状況が健全化されるために膿(うみ)を出しているという印象です。
アサヒグループHDの口コミ・評判
アサヒグループHDの口コミ・評判
- 円高メリット銘柄
- 売上高日本一のビール
- 今後の株価はどうなる?
掲示板やSNSなどの書き込みから3つピックアップしたので紹介していきますね。
⓵:円高メリット銘柄
「アサヒは円高メリット銘柄だ」という意見が多くありました。
アサヒグループHDは円高の恩恵を受けやすい銘柄とされていて、理由としては円高によって原材料などの輸入コストが下がることで利益の増加が見込めるからです。
株価は基本的に円安になると上がりやすいですが、アサヒは円高が追い風となるわけですね。
*為替の影響で「円安の恩恵を受けやすい銘柄」「円高の恩恵を受けやすい銘柄」と業種によって分かれます。
②:売上高日本一のビール
「日本で一番売れているビールはアサヒ」という口コミもいくつかありました。
アサヒグループHDといえばビールの売上がメインですが、ビール会社の競合他社と比較して売上高はアサヒが日本一なんです。
売上高比較(2023年度通期)
企業 | 売上高 |
アサヒ | 2兆7,691億円 |
キリン | 2兆1,343億円 |
サントリー | 1兆5,917億円 |
サッポロ | 5,186奥円 |
③:今後の株価はどうなる?
アサヒの株価について「今後はどうなる?」「上がるだろう」「いや今後は下がる」など議論もありました。
上がるという口コミを見ると
- アナリスト予想は上昇予測が多い
- 1:3の株式分割で購入されやすくなる
- スーパードライ以外にも生ジョッキ缶が爆売れしている
などの理由が見られました。
一方で下がるという口コミを見ると
- 少子高齢化
- 若者世代のビール離れ
- 増税による家計の圧迫で消費意欲が減退している
などが挙げられていました。
アサヒグループホールディングス(2502):基本情報
アサヒグループHD(2502):基本情報
会社名 | アサヒグループホールディングス株式会社 |
株価 | 1,958円 *2024年9月28日時点 |
売上高 | 2兆7,691億円 |
営業利益 | 2,449億円 |
純利益 | 1,640億円 |
総資産 | 5兆2,859億円 |
資本金 | 2,202億円 |
設立 | 1949年(昭和24年)9月1日 |
決算期 | 12月 |
本社所在地 | 東京都墨田区吾妻橋1-23-1 |
業種 | 食料品 |
事業概要 | 日本事業 |
欧州事業 | |
オセアニア事業 | |
東南アジア事業 |
2024年2月発表の決算短資より抜粋
【アサヒグループHD:2502】配当が右肩上がりのビール銘柄!長期保有したい株の今後:まとめ
ではアサヒグループHD株(2502)についてまとめます。
アサヒグループHDの個人的評価
項目 | 評価 |
配当金 | 3.5点 |
配当利回り | 3.5点 |
安さ | 3.5点 |
株主優待 | なし |
長期保有 | 4.5点 |
投資実績
購入額 | 557,980円(300株) |
評価額 | 587,400円 |
株価 | 1,958円 |
年間配当金 | 1株あたり47円 |
配当利回り | 2.4% |
PER | 15.4倍 |
PBR | 1.05倍 |
累計配当金額 | 0円 |
権利確定月 | 6月・12月 |
株主優待 | なし*2023年度をもって廃止 |
保有期間 | 約3ヶ月 |
*2024年9月28日時点
良いところ・悪いところ
良いところ | 悪いところ |
配当推移が右肩上がり | 外食事業撤退 |
海外事業を幅広く展開 | 株主優待の廃止 |
長期保有向きのディフェンシブ銘柄 | 海外市場へ株式売り出し |
口コミ・評判
- 円高メリット銘柄
- 売上高日本一のビール
- 今後の株価はどうなる?
国内ビール会社で売上高ナンバーワンのアサヒグループHD。
国内だけでなく海外にも幅広く事業展開していますが、ビール需要の衰退など不安要素も正直あります。
個人的には、円高対策銘柄として長期的に保有していく予定です。
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