【住友商事:8053】5大商社株の中で最も配当利回りが高い銘柄を分かりやすく解説

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【住友商事:8053】5大商社株の中で最も配当利回りが高い銘柄を分かりやすく解説

*当ブログは個別銘柄の売買を推奨するものではありません。

5大商社株の中で配当利回りが1番高い銘柄「住友商事(8053)」について知りたい方は必見。

この記事では、住友商事株のメリットやデメリット、口コミや今後の見通しなどを解説します。

 

住友商事の株を保有している僕なりに、分かりやすく初心者向けにお話しますね。

 

記事の内容

  • 投資運用実績
  • メリット
  • デメリット
  • 口コミ・評判
  • 基本情報

 

住友商事株を買うべきかどうかの判断材料として読んでみてください。

個人的には「配当利回りが高い」「不安材料はあるけど手堅く利益を出せそう」と感じているので、長期保有しておきたい銘柄のひとつです。

 

住友商事の投資経過

購入額280,000円(100株)
評価額378,400円
株価3,784円
配当金130円
配当利回り3.44%
PER8.6倍
PBR1.03倍
累計配当金額6,250円
権利確定月9月・3月
株主優待なし
保有期間9ヶ月

*2024年7月26日時点

 

メリット・デメリット

メリットデメリット
配当利回りが高いコロナ禍での赤字
手堅く利益を計上株主優待制度がない
配当金推移が上昇しているニッケルプロジェクトの赤字

 

口コミ・評判

  • 今後の業績見通しが保守的
  • バフェットが株を買っている
  • 事業で稼いでいるのは輸送機関連

 

住友商事(8053)を扱っていて、無料で口座開設できる証券会社

証券会社特徴
松井証券手数料が安い/取引ツール内容が充実
マネックス証券毎日積み立て可/高機能トレードツール
SBI証券クレカ積立の還元率が高い/手数料が安い
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目次

これまでの投資運用実績

住友商事株の投資運用実績
住友商事の株を買ったのは、市場の株価が全体的に下がったタイミングの2022年10月。

1株2,800円のところで100株を旧NISA口座で購入しました。

現在も株価が上がっていてそれなりの含み益が出ています。

 

これまでの受け取り配当金額

2024年6月6,250円
合計6,250円

 

住友商事のメリット

住友商事株のメリット

 

住友商事のメリット

  • 配当利回りが高い
  • 手堅く利益を計上
  • 配当金推移が上昇している

 

⓵:配当利回りが高い

2024年4月21日時点での住友商事の配当利回りは3.36%です。

ちなみに、この3.36%という配当利回りは5大商社の中でも1番高い割合なんです。

5大商社株の「配当利回り」「株価」「配当金」を比較しました。

銘柄配当利回り株価1株あたり配当金
住友商事3.22%3,721円125円
丸紅3.19%2,597.5円83円
伊藤忠商事2.46%6,504円160円
三井物産2.38%7,125円170円
三菱商事2.03%3,452円70円

*2024年4月21日時点

 

配当利回りは配当金額だけでなく、その時の株価によっても変わります。

業績が伸びて株価が上がれば配当利回りは下がり、逆に株価が下がれば配当利回りは高くなるので買い時を見極めたいですね。

 

②:手堅く利益を計上

住友商事株のメリット:手堅く利益を計上

 

 住友商事は手堅く利益を計上できるビジネス形態と言われています。

グラフは住友商事の売上における資源ビジネスと非資源ビジネスの内訳です。

ザックリ言うと

  • 資源ビジネス→景気に敏感
  • 非資源ビジネス→安定的

とされています。

景気が良いときは資源ビジネスで大きく利益を出して、景気が悪いときは非資源ビジネスでカバーするというイメージ。

個人的には大崩れしにくく手堅い利益を出せる銘柄として期待しています。

 

③:配当金推移が上昇している

住友商事株のメリット:配当金推移が上昇している

 

2014年度には50円だった住友商事の配当金額は2024年4月時点で1株あたり125円なので、100株保有しているだけで年間12,500円の配当金がもらえます。

グラフを見ると配当金額が右肩上がりで上昇しているのが分かりますね。

 

配当金額推移

年度1株当たり年間配当金
2014年度50円
2015年度50円
2016年度50円
2017年度62円
2018年度75円
2019年度80円
2020年度70円
2021年度110円
2022年度115円
2023年度 125円
2024年度 130円

ちなみに住友商事は配当性向30%を目安としています。

配当性向とは「事業などで稼いだ利益のうち配当金にどれぐらい充てるかの割合」のこと。

 

住友商事株の配当性向

配当性向はまだ余裕がある数値と言えるので、今後の業績が上がれば配当金も順調に増えていく見通しです。

 

住友商事のデメリット

住友商事株のデメリット

 

住友商事のデメリット

  • コロナ禍での赤字
  • 株主優待制度がない
  • ニッケルプロジェクトの赤字

 

⓵:コロナ渦での赤字

コロナ禍では多くの企業が減収や減益となり株価も下落。

ただし商社株に関して見ると、5大商社の中で唯一赤字だったのは住友商事だけだったんです。

 

コロナによる減益が最も大きかったとされる2020年度の純利益を比較しました。

2020年度純利益

住友商事-1,530億円
三菱商事1,725億円
丸紅2,253億円
三井物産3,354億円
伊藤忠商事4,014億円

比較表のように住友商事だけが赤字でした。

理由としては「5大商社の中でも商品やサービスに強みのある伊藤忠商事は影響が少なく、エネルギーや資源に強みのある住友商事や三菱商事は影響が大きかった」と言われています。

また、この後お話するニッケルプロジェクトがマイナス要因になっているという意見もあります。

 

②:株主優待制度がない

住友商事には株主優待制度がありません。

僕のような優待好きの個人投資家からすると残念なポイントです。

 

住友商事の自社株買い

株主優待制度はありませんが、株主還元策として自社株買い(自己株式取得)などを実施。

自社株買いを行うことで、市場における株の価値が上がり株価も上昇しやすくなります。

 

③:ニッケルプロジェクトの赤字

住友商事はニッケル需要の高まりを見据えて、マダガスカル共和国におけるニッケル生産事業という大規模プロジェクトに2005年から参加。

しかし、このニッケルプロジェクトが赤字で業績の足かせとなっている状態が続いています。

 

住友商事株のデメリット:ニッケルプロジェクトの赤字

画像は住友商事が発表したニッケルプロジェクトにおける減損損失のお知らせです。

2021年3月期第1四半期で約550億円の減損損失、同期第3四半期でも追加で約300億円の減損損失と記載されています。

 

住友商事の口コミ・評判

住友商事株の口コミ・評判

 

住友商事の口コミ・評判

  • 今後の業績見通しが保守的
  • バフェットが株を買っている
  • 事業で稼いでいるのは輸送機関連

掲示板やSNSなどの書き込みから3つピックアップしたので紹介していきますね。

 

⓵:今後の業績見通しが保守的

住友商事株の口コミ・評判:今後の業績見通しは保守的

 

住友商事の業績見通しは「保守的」「弱気」などと言われています。

通期見通しを見てみるとバッファーでマイナス500億円が計上されていました。

*バッファー:予算などに組み入れる余裕のこと

 

保守的な見通しは良く言えば堅実なので

  • 場合によっては予測より良い結果になる
  • 今後も大崩れはしないだろう

という意見もあります。

 

②:バフェットが株を買っている

住友商事株の口コミ・評判:バフェットが株を買っている

 

投資の神様と言われるウォーレンバフェット。

このバフェット率いる世界的投資会社「バークシャーハサウェイ」が日本の商社株を大量に購入し始めたと2023年6月ごろ話題になりました。

その影響からか商社株の株価はこの時期に大きく上昇。

住友商事の月足チャートの値動きを見ても株価が上がっているのが分かります。

 

③:事業で稼いでいるのは輸送機関連

住友商事は多角的に事業を進めています。

その中でも大きく利益が出ているのは輸送機関連だという口コミがありました。

 

住友商事株の口コミ・評判:事業で稼いでいるのは輸送機

2024年2月に発表された2023年度第3四半期では「輸送機・建機」「インフラ」「メディア・デジタル」が前年同期に比べて増益となっています。

グラフを見ると、とくに伸びているのは口コミのとおり「輸送機・建機」ですね。

 

住友商事(8053):基本情報

住友商事(8053):基本情報

 

住友商事(8053):基本情報

会社名住友商事株式会社
株価3,784円 *2024年7月26日時点
売上高6兆9,103億円
純利益3,863億円
資本金2,204億円
設立1919年12月
決算期3月
本社所在地東京都千代田区大手町2-3-2大手町プレイスイーストタワー
業種卸売業

売上高や純利益は2024年5月発表決算短資より抜粋

 

住友商事は住友グループの大手総合商社で日本の5大商社の1つ。

日本各地に事業所があり事業内容も多岐にわたります。

日経225やトピックスラージ70にもなっている日本を代表する銘柄です。

 

【住友商事:8053】5大商社株の中で最も配当利回りが高い銘柄を分かりやすく解説:まとめ

【住友商事:8053】5大商社株の中で最も配当利回りが高い銘柄を分かりやすく解説:まとめ

 

では住友商事株(8053)についてまとめます。

 

住友商事の投資経過

購入額280,000円(100株)
評価額378,400円
株価3,784円
配当金130円
配当利回り3.44%
PER8.6倍
PBR1.03倍
累計配当金額6,250円
権利確定月9月・3月
株主優待なし
保有期間9ヶ月

*2024年7月26日時点

 

メリット・デメリット

メリットデメリット
配当利回りが高いコロナ禍での赤字
手堅く利益を計上株主優待制度がない
配当金推移が上昇しているニッケルプロジェクトの赤字

 

口コミ・評判

  • 今後の業績見通しが保守的
  • バフェットが株を買っている
  • 事業で稼いでいるのは輸送機

 

5大商社株の中でも配当利回りが1番高い高配当銘柄の住友商事。

個人的には、不安材料もゼロではないけど手堅く利益を出せそうと感じています。

株価が下がれば買い増しを考えつつ長期保有していきたい銘柄のひとつです。

 

住友商事(8053)を扱っていて、無料で口座開設できる証券会社

証券会社特徴
松井証券手数料が安い/取引ツール内容が充実
マネックス証券毎日積み立て可/高機能トレードツール
SBI証券クレカ積立の還元率が高い/手数料が安い
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