年初来高値を更新し株価が上昇している銘柄「日本マクドナルドホールディングス(2702)」について知りたい方は必見。
この記事では、実際に保有している投資実績やメリットデメリット、株主優待の内容や配当金などを解説します。

記事の内容
- 投資運用実績
- メリット
- デメリット
- 口コミ・評判
- 基本情報
日本マクドナルドの強みと弱みが分かりますよ。
投資経過
購入額 | 497,000円(100株) |
評価額 | 567,000円 |
株価 | 1株:5,670円 |
配当金合計 | 7,800円(税引前) |
優待合計 | 無料食事券:4冊 |
保有期間 | 2年11か月 |
*2023年4月28日時点
メリット・デメリット
メリット | デメリット |
お得な株主優待 | 中間配当がない |
時価総額が高い | 今後の急成長は期待できない |
長期的に株価が上昇 | 売上の3%を米国マクドナルドへ支払う契約 |
口コミ・評判
- 値上げされた
- 利益率が低い
- 株主優待でセットが無料
日本マクドナルドを扱っていて、無料で口座開設できる証券会社
証券会社 | 特徴 |
松井証券 | 還元率が高い/投信毎月現金還元サービス |
マネックス証券 | 毎日積み立て可/高機能トレードツール |
SBI証券 | Tポイント貯まる/クレカで購入できる |
楽天証券 | 楽天ポイント貯まる/楽天カード決済可 |
目次
これまでの投資運用実績
日本マクドナルドHLDGの株を購入したのは2021年5月26日。
優待目的のため100株のみ購入し、金額は497,000円でした。
497,000円で購入したマクドナルド100株は、2023年4月17日時点で取引明細のように557,000円の時価評価額。
60,000円の含み益が出ています。
株価は上がったり下がったり変動するので「上がったら利益確定で売る」「下がったら安く買い増しするか損切りして売る」など今後どうするか考えておきたいですね。
画像は実際に受け取った配当金の明細画面です。
直近の配当金は、2023年の3月29日に振り込まれた3,900円。
通常は配当金から所得税と住民税が差し引かれますが、NISA口座で保有しているため課税されていません。
こちらは実際に送られてきた配当金計算書。
毎年、日本マクドナルドHLDGから配当金が振り込まれたというお知らせが届きます。
日本マクドナルド株のメリット
日本マクドナルド株のメリット
- お得な株主優待
- 時価総額が高い
- 長期的に株価が上昇
⓵:お得な株主優待
日本マクドナルド株を保有していると、年に2回「株主優待」として食事券が送られてきます。
優待内容としては、食事券1冊につき「バーガー」「サイドメニュー」「ドリンク」の引換券が6枚ずつ。
例えば、2023年の4月22日時点で1番高いメニュー「倍ビッグマックセット」をそれぞれLサイズで購入した場合、通常なら「1,020円」ですが引換券を使えばタダで食べられます。
単純に計算すると、優待券1冊で6,120円の価値があると言えますね。
株主優待の条件
必要株数 | 優待内容 |
100~299株 | 優待食事券:1冊 |
300~499株 | 優待食事券:3冊 |
500株以上 | 優待食事券:5冊 |
日本マクドナルドの株主優待をもらうには、権利確定日の6月30日と12月31日時点で株主名簿に名前の記載があることが条件。
そのためには権利付き最終日(権利確定日の2営業日前)に株を保有している必要があります。
②:時価総額が高い
日本マクドナルドは、時価総額が高い企業と言えます。
企業名 | 時価総額 |
日本マクドナルド | 7498.94億円 |
モスバーガー | 989.11億円 |
ケンタッキー | 644.68億円 |
ウェンディーズ | 49.49億円 |
*2023年4月27日時点
日本の同業他社と比べると、時価総額は日本マクドナルドが一番高いようです。
また、自己資本比率も高く安心感があります。
日本マクドナルドの自己資本比率は75%ほどと高い数値。
有利子負債がない健全な無借金経営という点は高評価ですね。
③:長期的に株価が上昇している
日本マクドナルドの株価チャートを見ると、上下の変動はあるものの長期的に見て上がってきているのが分かります。
2023年4月28日時点では年初来高値を更新し続けて5,670円まで上昇。
2022年の決算資料によると、マクドナルド全店の売上高も右肩上がりに伸びてきています。
業績の上昇に比例して株価も上がっているようです。
感染症で飲食業界全体が赤字だった時も、デリバリーなどで売上を確保していたように感じました。
株価が上がるのは嬉しいけど、買うなら安いときに買いたいですよね。
安くなる買い時はいつかと言うと、結論は6月と12月の優待権利が確定した直後です。
「優待をもらえる権利が確定したから売る」という人が一定数いると思われるので、株価が下がりやすい傾向にあります。
もっと安く買いたいなという方は、このタイミングで株価をチェックしてみてくださいね。
日本マクドナルド株のデメリット
日本マクドナルド株のデメリット
- 中間配当がない
- 今後の急成長は期待できない
- 売上の3%を米国マクドナルドへ支払う契約
⓵:中間配当がない
日本マクドナルドには中間配当がありません。
一般的に株を保有していると、年に2回「中間配当」と「期末配当」がもらえますが、日本マクドナルドの配当金支払いは期末配当の年1回のみ。
さらに、もらえる配当金も多いとは言えません。
配当金額は2022年末時点で1株あたり39円なので配当利回りは0.7%ほど。
配当金推移
年度 | 配当金 |
2017年度 | 30円 |
2018年度 | 30円 |
2019年度 | 33円 |
2020年度 | 36円 |
2021年度 | 39円 |
2022年度 | 39円 |
2023年度 | 39円(予想値) |
日本マクドナルドの配当金は2018年までずっと「1株あたり30円」で推移しており、その後は少しずつ増配してきているようです。
できればもう少し上がってくれると嬉しいところですね。
②:今後の急成長は期待できない
日本マクドナルドはベンチャー企業のような急成長はあまり期待できないと言えます。
理由としては、日本マクドナルドが営業できるのは日本国内だけだからです。
日本マクドナルドは、米国マクドナルドとのライセンス契約により経営ができるのは日本のみと決められています。
つまり海外での運営はできません。
今後の人口減少や高齢化が進んでいる日本国内だけでの運営となると需要はあまり見込めないように感じます。
③:売上の3%を米国マクドナルドへ支払う契約
さきほどお話した米国マクドナルドとの契約ではロイヤリティーの支払いも決められています。
有価証券報告書によると、日本マクドナルドが支払う金額は売上の3%と記載。
売上額にもよりますが、約200~210億円ほどの金額になります。
費用としてはかなり大きな負担となりますね。
日本マクドナルド株の口コミ・評判
日本マクドナルド株の口コミ・評判
- 値上げ
- 利益率が低い
- 株主優待でセットが無料
掲示板やSNSなどの書き込みから3つピックアップしたので紹介していきますね。
⓵:値上げしている
「高くなった」「いつも値上げしてるイメージ」
などマクドナルドの商品値上げに対する口コミが多く見られました。
原材料費にかかるコスト増加による値上げが考えられますね。
個人的にはハンバーガー1個60円の記憶がありますが、いつも優待でセットを食べているので今の値段はあまり把握していません。
実際にハンバーガーは今いくらぐらいなんだろうと思い調べてみました。
ハンバーガーの値段推移
時期 | (税込) |
1971年 | 80円 |
1973年 | 100円 |
1983年 | 200円 |
1995年 | 136円 |
2000年 | 68円 |
2005年 | 100円 |
2013年 | 120円 |
2019年10月 | 110円 |
2022年9月 | 150円 |
2023年1月 | 170円 |
価格の推移をまとめてみると、2000年のハンバーガーの値段「68円(税込)」がこれまでの最安値でした。
ずっと値上げしているイメージですが、価格は上がったり下がったりしているようですね。
②:利益率が低い
経営に詳しい方たちの意見としては「利益率が低い」という見方もありました。
有価証券報告書を見てみると原価率の高さが分かります。
日本マクドナルドは、直営店とフランチャイズ店に分かれていて直営店の原価率は「91.6%」で、フランチャイズ店の原価率は「61.2%」と記載されていました。
原価率がかなり高いため利益率が低くなっているようですね。
利益の軸となるのはフランチャイズ店ということも見てとれます。
③:株主優待でセットが無料
「株主優待が嬉しい」「高いセットもタダで食べられる」という口コミもそれなりにありました。
個人的には最近も「ダブル肉厚ビーフバーガー」「フライポテトL」「コーラL」をいただきましたが、優待券を使ったので写真のようにお会計は0円です。
メリットでもお話したように、高いセットメニューでも無料なところはお得ですね。
今後マクドナルドのメニューが値上がりしたとしても優待券を使えば無料で食べられます。
日本マクドナルドHLDG:基本情報
日本マクドナルドHLDG(2702):基本情報
会社名 | 日本マクドナルドホールディングス株式会社 |
株価 | 1株:5,670円 *2023年4月28日時点 |
売上高 | 3,523億円 |
営業利益 | 338億円 |
総資産 | 2,773億6,500万円 |
自己資本比率 | 74.5% |
資本金 | 241億1,387万円 |
決算期 | 12月31日 |
本社所在地 | 〒163-1339 東京都新宿区西新宿6-5-1 新宿アイランドタワー |
業種 | 小売業 |
売上高た営業利益などは日本マクドナルドHLDG財務指標より抜粋。
日本マクドナルドはアメリカマクドナルドのフランチャイズ企業です。
1971年に1号店が銀座にオープンしてから約50年、2022年時点では日本国内の店舗数が2,967店舗に拡大しています。
【日本マクドナルドHLDG:2702】魅力的な株主優待!業績や今後の見通しも解説:まとめ
では日本マクドナルドHLDGについておさらいします。
投資経過
購入額 | 497,000円(100株) |
評価額 | 567,000円 |
株価 | 1株:5,670円 |
配当金合計 | 7,800円(税引前) |
優待合計 | 無料食事券:4冊 |
保有期間 | 2年11か月 |
*2023年4月28日時点
メリット・デメリット
メリット | デメリット |
お得な株主優待 | 中間配当がない |
時価総額が高い | 今後の急成長は期待できない |
長期的に株価が上昇 | 売上の3%を米国マクドナルドへ支払う契約 |
口コミ・評判
- 値上げされた
- 利益率が低い
- 株主優待でセットが無料
日本マクドナルドHLDGの株主優待なら、商品が値上がりしてもLLセットが無料で食べられるのでお得。
配当金は少なめですが、株価も順調に上がっている銘柄です。
個人的には、今後の状況を見ながら優待目的で引き続き保有していく予定です。
日本マクドナルドHLDG(2702)を扱っていて、無料で口座開設できる証券会社
証券会社 | 特徴 |
松井証券 | 還元率が高い/投信毎月現金還元サービス |
マネックス証券 | 毎日積み立て可/高機能トレードツール |
SBI証券 | Tポイント貯まる/クレカで購入できる |
楽天証券 | 楽天ポイント貯まる/楽天カード決済可 |
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