和歌山県串本の天然記念物「くしもと橋杭岩」について知りたい方は必見。
奇妙な岩柱が立ち並ぶ風景やでき方、道の駅の絶品ソフトクリームを写真と一緒に解説します。
記事の内容
- 岩柱が並ぶ景勝地
- 橋杭岩のでき方
- 言い伝えられている伝説
- 食べておきたい!きんかんソフトクリーム
- くしもと橋杭岩の基本情報
撮影スポットとしても人気の景勝地「橋杭岩」が実際どうなのか分かりますよ。
くしもと橋杭岩
- 奇岩が並ぶ景勝地
- きんかんソフトクリームが人気
- サクッと立ち寄れる観光スポット
使ったお金
きんかんソフトクリーム:300円
目次
岩柱が並ぶ景勝地
紀伊半島一周の旅、海金剛から車で20分ほどで本州最南端の道の駅「くしもと橋杭岩」に到着。
くしもと橋杭岩は、大小40ほどの岩柱が850m~900mの間に連続してそびえ立っていることで人気の景勝地です。
僕が道の駅を訪れたときには車中泊している人もいました。
道の駅のスタッフさんに聞いたのですが、日の出のタイミングで見る橋杭岩が絶景なので、早朝に撮影するため車中泊する人も多いそうです。
朝日の景色は幻想的と評判で「朝日百選」に認定されているほど。
橋杭岩の周辺には、大小いろんな岩がゴロゴロとそこらじゅうに散らばっています。
奇岩を間近で見たい方は、歩いて橋杭岩のそばまで行ける干潮時の観光がオススメ。
「国の名勝・天然記念物」にも指定されている橋杭岩の景観からは、自然の力がひしひしと伝わってきます。
「橋杭岩」という名前は、直線上に並んでいる奇岩が橋の杭に似ていることから名づけられたそうです。
近くで見ると少し不気味に感じるほど奇妙な形です。
和歌山県を観光するなら一度は見ておきたい景色ですね。
記念撮影スポットとしてもオススメです。
どうやってできた?橋杭岩のでき方
奇妙な形の橋杭岩は一体どうやってできたのか気になりますよね。
結論から言うと、橋杭岩は「マグマの上昇」と「波の浸食」によって約1500万年前から1400万年前にできたそうです。
橋杭岩ができるまで
- 地下からマグマが上昇
- 泥岩層(でいがんそう)に入り込む
- 固まる
- 柔らかい部分が波に削られる
案内看板の説明文をざっくりまとめるとこんな感じです。
言い伝えられている伝説
くしもと橋杭岩には、弘法大使が橋杭岩をつくったという伝説が言い伝えられています。
伝説⓵
弘法大使と天邪鬼が熊野を旅していると、大島の人々が交通に不便を感じていたので、弘法大使と天邪鬼は一晩のうちに橋をかけてあげようとした。
しかし天邪鬼がにわとりの鳴き声をマネして朝が来たと弘法大使に勘違いさせるというイタズラをした。
そのため橋つくりは途中のままになっている。
伝説②
弘法大使と天邪鬼が串本から沖合の島まで一晩で橋をかけられるかの賭けをした。
橋をかける弘法大使が杭の部分をほぼ完成させると、天邪鬼は負けると思ってニワトリの鳴き真似でもう朝がきたと勘違いさせた。
弘法大使が橋つくりを途中でやめたので杭だけが残っている。
いずれも天邪鬼が弘法大使の橋づくりを邪魔して、途中のままの状態になっているという伝説のようですね。
食べておきたい!きんかんソフトクリーム
道の駅「くしもと橋杭岩」には、お土産屋さんやファーストフードコーナーもあり、家族連れなどで賑わっていました。
また、地元の金柑(きんかん)を使ったソフトクリームが人気だそうです。
ここでしか食べられないと言われたらつい食べたくなりますよね。
一度は販売終了しましたが、復活を希望する声が多く再度販売されることになったという歴史がある「幻のきんかんソフト」です。
使用されている金柑は、地元の串本産のきんかんピューレ。
柑橘系の香りと爽やかな甘さが絶品でした。
道の駅「くしもと橋杭岩」の基本情報
道の駅「くしもと橋杭岩」の住所やアクセス方法など基本的な情報をまとめました。
住所
くしもと橋杭岩の住所は「〒649-3511 和歌山県東牟婁郡串本町くじの川1549-8」です。
地図で見るとこのあたり。
読み方
読み方は「はしぐいいわ」です。
アクセス(行き方)
くしもと橋杭岩までの「車」「電車」「バス」それぞれのアクセス方法をまとめました。
車
車で行く場合、紀勢自動車道のすさみ南ICから国道42号線を南下して30分ほど。
もしくは、那智勝浦新宮道路を走り市屋ランプから国道42号線を南下すると行けます。
電車
電車の場合、最寄り駅は串本駅になります。
京都駅、新大阪駅、天王寺駅からなら「JRきのくに線」で、名古屋駅からなら「JR紀勢線」で串本駅まで行けます。
串本駅からは車で7分ほど、もしくは歩いても25分ほどで行けるそうです。
バス
くしもと橋杭岩までは串本町のコミュニティバスもあり1回200円で乗ることができます。
コミュニティバスは串本駅から出ていて、最寄りのバス停まで5分ほどです。
駐車場
道の駅に54台分の無料駐車場があります。
入場料
入場料は無料です。
奇妙な岩柱はタダで見られるので安心してくださいね。
営業時間
道の駅「くしもと橋杭岩」は時期によって営業時間が少し変わります。
営業時間 | |
4月~9月 | 9:00~18:00 |
10月~3月 | 9:00~17:00 |
駐車場やトイレは24時間いつでも利用できます。
休館日
基本的に休館日はなく年中無休です。
電話番号
電話番号は「0735-62-5755」です。
周辺の観光スポット
くしもと橋杭岩の周辺には観光スポットやアクティビティもあるので、旅行を満喫したい方は参考にしてみてください。
KUMANO OUTDOOR | 橋杭岩シーカヤック |
串本海中公園水族館 | 海中展望台、クーポンあり |
潮岬 | 本州最南端の地 |
シーカヤックや海中水族館などのアクティビティは「アソビュー」から予約できます。
日本最大級のレジャー総合情報サイト「asoview!(アソビュー)」→
くしもと橋杭岩の周辺を自由に観光したりレジャーを楽しみたいなら車が一番便利です。
車を持っていなくても「たびらいレンタカー」で安く予約すれば大丈夫。
周辺の宿泊施設はこちらから一括検索して予約可能です。
橋杭岩が立ちならぶ奇妙な風景!串本の天然記念物:まとめ
ではくしもと橋杭岩のポイントをおさらいします。
くしもと橋杭岩
- 奇岩が並ぶ景勝地
- きんかんソフトクリームが人気
- サクッと立ち寄れる観光スポット
使ったお金
きんかんソフトクリーム:300円
和歌山を訪れたら一度は見ておきたい不思議な天然記念物の橋杭岩。
滞在時間はそんなに長くならないので、サクッと立ち寄るぐらいの観光にもオススメですよ。
紀伊半島の旅:関連記事
車中泊ドライブ旅行:関連記事
関連カテゴリー