*当ブログは個別銘柄の売買を推奨するものではありません。
株価が安く初心者にオススメの日本個別株「三菱UFJフィナンシャルグループ(8306)」について知りたい方は必見。
この記事では、実際の投資実績やメリットデメリット、銀行株の特徴や長期保有に向いているかを解説します。

記事の内容
- 投資運用実績
- メリット
- デメリット
- 口コミ・評判
- 基本情報
今後、MUFGの株を買うべきかどうかの判断材料として読んでみてください。
個人的に三菱UFJの株は順調に含み益が出ていると感じているので、今後も買い増しを考えながら長期保有していく予定です。
三菱UFJ株の個人的評価
項目 | 評価 |
配当金 | 3.5点 |
配当利回り | 3.5点 |
安さ | 4.5点 |
株主優待 | なし |
長期保有 | 5点 |
投資実績
購入総額 | 387,100円(500株) |
購入取得単価 | 774円 |
評価額 | 916,250円 |
株価 | 1,832.5円 |
1株あたり年間配当金 | 60円 |
配当利回り | 3.27% |
PER | 12.1倍 |
PBR | 1.04倍 |
配当金合計 | 41,000円 |
配当権利確定月 | 9月・3月 |
株主優待 | 2017年に廃止 |
保有期間 | 2年 |
*2024年12月28日時点
メリット・デメリット
メリット | デメリット |
株価が安い | 株主優待が廃止 |
15年減配なし | 成長が期待できない |
業績が安定している | 直近では減益している |
口コミ・評判
- 配当利回りは普通
- 今後は株価が上がる
- 金利に影響されやすい
三菱UFJ株(8306)を扱っていて、無料で口座開設できる証券会社
証券会社 | 特徴 |
松井証券 | 手数料が安い/取引ツール内容が充実 |
マネックス証券 | 毎日積み立て可/高機能トレードツール |
SBI証券 | クレカ積立の還元率が高い/手数料が安い |
楽天証券 | 手数料が安い/楽天ポイント貯まる・使える |
目次
これまでの投資運用実績
三菱UFJフィナンシャルグループの株を購入したのは2022年12月5日。
1株737円の時点で300株を購入し、取得額は221,100円でした。
221,100円で購入したMUFJの300株は、取引明細のように288,900円の時価評価額。
追記
2023年3月10日、アメリカの銀行シリコンバレーバンク(SVB)経営破綻により日本の銀行株も大きく値下がりし、三菱UFJの株価も1,000円に届きそうな上昇トレンドから一気に800円台前半まで下落しました。
そのタイミングで僕は三菱UFJ株200株を1株あたり830円で買い増し。
保有株数は500株となりました。
日付 | 購入株数 | 購入額 |
2022年12月5日 | 300株 | 221,100円 |
2023年3月14日 | 200株 | 166,000円 |
これまでの受け取り配当金額
2023年6月 | 8,000円 |
2023年12月 | 10,250円 |
2024年6月 | 10,250円 |
2024年12月 | 12,500円 |
合計 | 41,000円 |
三菱UFJ株のメリット
MUFJ株のメリット
- 株価が安い
- 15年減配していない
- 業績が安定している
⓵:株価が安い
三菱UFJ株のメリットは株価の安さです。
大金を出さなくても買えるので、高い株を買うよりリスクが少ない初心者向きの株と言えますね。
ちなみに、株価が安い理由としては
- 発行株数が多い
- 経常利益の減少
- 業績が伸びていない
などが挙げられます。
発行株式数が多いと相対的に株価は安くなりがち。
三菱UFJは画像のように128億株も発行していて、日本ではトヨタ自動車に次いで発行株式数が2番目に多い企業なんです。
また、2016年からのマイナス金利によって業績が上がりにくいなどの影響を受けていたことも割安で買える理由の一つと考えられます。
2022年12月に金利引き上げが発表されてからは株価も上がりましたが、それでもまだまだ割安株と言えます。
②:15年減配していない
三菱UFJ株は過去15年間で配当金が少しずつ増配。
配当金が上昇または維持している累進配当株とも呼ばれます。
過去の実績を見ても、減配したのはリーマンショックの2008年だけ。
また、2024年度は9円の増配見込みとなっています。
配当金の推移
年度 | 1株あたり年間配当金 |
2024年度 | 41円 |
2023年度 | 32円 |
2022年度 | 28円 |
2021年度 | 25円 |
2020年度 | 25円 |
2019年度 | 22円 |
2018年度 | 19円 |
2017年度 | 18円 |
2016年度 | 18円 |
2015年度 | 18円 |
2014年度 | 16円 |
2013年度 | 13円 |
2012年度 | 12円 |
2011年度 | 12円 |
保有しているだけでもらえる配当金。
せっかくなら多い方がいいですよね。
③:業績が安定している
三菱UFJなどの銀行業は比較的安定していると言われています。
グラフを見ても、利益や費用はだいたい同じくらいの数値で推移してきていますね。
また、三菱UFJは日本3大メガバンクの中でも最大手。
決算短信にも記載されているように総資産「373兆7,319億円」は日本の銀行業界でナンバーワンです。
*2023年度3月期は「386兆7,994億円」に増えていました。
順位 | 銀行 | 総資産 |
1 | 三菱UFJフィナンシャルG | 373兆7319億円 |
2 | 三井住友フィナンシャルG | 257兆7046億円 |
3 | みずほフィナンシャルG | 237兆661億円 |
4 | ゆうちょ銀行 | 232兆9544億円 |
5 | りそなホールディングス | 78兆1550億円 |
破産するリスクが少ないので、長期保有にも向いている銘柄の一つと言えますね。
三菱UFJ株のデメリット
MUFJ株のデメリット
- 株主優待が廃止された
- 今後の成長が期待できない
- 直近では大きく減益している
⓵:株主優待が廃止された
三菱UFJは過去に株主優待制度がありましたが、2017年12月末で廃止となっています。
ピーターラビットのオリジナルグッズでタオルやコースターなどをもらえたそうです。
個人的な意見としては、その優待内容なら配当金にまわしてもらった方がありがたいなと感じました。
②:今後の成長が期待できない
三菱UFJなどの銀行業は「衰退産業」や「成熟産業」とされていて、今後の成長はあまり期待できないと言われています。
新しくできたベンチャー企業のように急激に伸びるとは考えにくいですが、安定している産業とも言えます。
三菱UFJの経営方針には「安定的に純利益1兆円を稼ぐ」と記載されています。
もともと急成長よりも安定的に利益を出すことを財務目標としているようですね。
安定的な株を保有したい方にはオススメです。
③:直近では大きく減益している
三菱UFJグループの第3四半期(2022年4月~12月)までの決算を見ると、純利益が昨年と比べて激減しています。
赤線部分に記載されているように、前年度は「およそ1兆700億」だった純利益が、今年度は「およそ3,431億円」となっていますね。
割合としては67.9%のマイナスです。
しかし、三菱UFJのホームページにあるキーメッセージによると
「純利益は3,431億円と前年より大幅減益。ただし特別利益として8,017億円が戻し入れになり純利益は11,449億円の見込み」
と記載されています。
つまり「4月~12月までの純利益は3,431億円だけど、この後の1月~3月で8,017億円が利益にプラスされるから安心してね」ということ。
もともと計算に入れていたアメリカのユニオンバンク株の売却によるマイナス分が第4四半期に利益として戻されるというわけです。
グラフのように第3四半期時点では、純利益の進捗率が34.4%です。
しかし、第4四半期で⓵の戻入8,017億円が加算されて結果的には進捗率が114%となり目標利益の1兆円をクリアする見込みということが分かります。
結果的に、この期の最終利益は「1兆1,164億円」となりました。
三菱UFJ株の口コミ・評判
MUFJ株の口コミ・評判
- 配当利回りは普通
- 今後は株価が上がる
- 金利に影響されやすい
掲示板やSNSなどの書き込みから3つピックアップしたので紹介していきますね。
⓵配当利回りは普通
三菱UFJの配当利回りは「2.93%(2024年7月29日時点)」です。
過去の配当利回り推移
年度 | 配当利回り |
2017年 | 2.57% |
2018年 | 2.73% |
2019年 | 4% |
2020年 | 6.2% |
2021年 | 4.22% |
2022年 | 3.68% |
2023年 | 4.3% |
一般的には4~5%を超えると高配当と言われるので、三菱UFJの配当利回りは高くもなく低くもないといった数値ですね。
ただし、2023年5月15日の決算発表で増配となったことで配当利回りは上昇しました。
さらに2024年11月にも年間配当金の増配修正が発表されています。
ちなみに、株主還元の基本方針には「2023年度までに配当性向40%への累進的な引き上げを目指す」と記載されています。
配当性向とは簡単にいうと、会社の当期純利益のうち配当金にどのくらい充てたかの指標のこと。
2022年3月での三菱UFJの配当性向はおよそ32%。
配当性向が上がることで配当金が上がれば、配当利回りも上がる可能性が高いです。
②:今後は株価が上がる
「これからの成長が期待できない」「利益が下がっている」と言われている三菱UFJの株ですが、中には「今後は株価が上がる」という意見もあります。
理由としては
- 国内店舗の縮小でコスト削減
- 金利の高い東南アジアへの出店
- 自社株買いを行っている
などです。
自社株買いとは、自社の株を自社で買い戻して破棄することで株の価値を上げること。
自社株買いをすることで三菱UFJの株価が上がり、株主に利益が還元されやすくなるというメリットがあります。
③:金利に影響されやすい
三菱UFJなどの銀行株は他の銘柄よりも金利の影響を受けやすいという特徴があります。
お金を貸す銀行は金利が高いほど利益が出て、金利が低いと稼ぎも少なくなるからです。
2016年1月に日銀の黒田総裁から発表されたマイナス金利により株価が下がったり、2022年12月に長期金利を0.25%程度から0.5%程度に引き上げるという発表で株価が上がったりなど影響を受けています。
丸で囲んだ部分を見ると分かるように、2022年12月の金利引き上げ発表で株価が急上昇したのが分かります。
金利上昇で業績が上がれば、株価や配当にも期待できますね。
三菱UFJフィナンシャルG(8306):基本情報
三菱UFJフィナンシャルG(8306):基本情報
会社名 | 株式会社三菱UFJフィナンシャルグループ |
株価 | 1,832.5円 *2024年12月28日時点 |
純利益 | 1兆4,907億円 |
総資産 | 403兆7,031億円 |
発行株式数 | 約123億株 |
決算期 | 3月31日 |
本社所在地 | 東京都千代田区丸の内2-7-1 |
業種 | 銀行業 |
純利益や総資産は2024年5月発表の決算短信より
三菱UFJフィナンシャルグループは、2005年10月に「三菱東京フィナンシャルグループ(MTFG)」と「UFJホールディングス(UFJHD)」が合併した巨大金融グループです。
「みずほFG」「三井住友FG」と並んで日本3大メガバンクの一つで、日経平均の銘柄にも選ばれています。
また、米国の証券会社「モルガン・スタンレー」の筆頭株主(22%)でもあります。
【三菱UFJフィナンシャルG:8306】初心者向けの安い株!メリットとデメリット:まとめ
では三菱UFJフィナンシャルグループ(8306)についておさらいします。
三菱UFJ株の個人的評価
項目 | 評価 |
配当金 | 3.5点 |
配当利回り | 3.5点 |
安さ | 4.5点 |
株主優待 | なし |
長期保有 | 5点 |
投資実績
購入総額 | 387,100円(500株) |
購入取得単価 | 774円 |
評価額 | 916,250円 |
株価 | 1,832.5円 |
1株あたり年間配当金 | 60円 |
配当利回り | 3.27% |
PER | 12.1倍 |
PBR | 1.04倍 |
配当金合計 | 41,000円 |
配当権利確定月 | 9月・3月 |
株主優待 | 2017年に廃止 |
保有期間 | 2年 |
*2024年12月28日時点
メリット・デメリット
メリット | デメリット |
株価が安い | 株主優待が廃止 |
15年減配なし | 成長が期待できない |
業績が安定している | 直近では減益している |
口コミ・評判
- 配当利回りは普通
- 今後は株価が上がる
- 金利に影響されやすい
安定していると言われる銀行株の中でも人気の三菱UFJフィナンシャルグループ。
個人的には初心者でもハードルは高くない銘柄だと思います。
長期保有しながら配当をもらいたい方にもオススメで、僕も買い増しを考えながら長期保有していく予定です。
三菱UFJ株(8306)を扱っていて、無料で口座開設できる証券会社
証券会社 | 特徴 |
松井証券 | 手数料が安い/取引ツール内容が充実 |
マネックス証券 | 毎日積み立て可/高機能トレードツール |
SBI証券 | クレカ積立の還元率が高い/手数料が安い |
楽天証券 | 手数料が安い/楽天ポイント貯まる・使える |
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