長崎市の観光スポット「出島」について知りたい方は必見。
この記事では、歴史でも鎖国時代の貿易地として習ったことがある出島の現在の様子や、見られる街並みの風景を写真と一緒に解説します。
記事の内容
- 出島表門橋
- 鎖国時代の街並みを観光
- 見どころスポットを紹介
- 基本情報
出島の見どころや良いところ悪いところが分かりますよ。
出島を観光した正直な感想
良いところ | 悪いところ |
鎖国時代の歴史や文化が学べる | 現在は埋め立てられていて島じゃない |
当時の街並みが分かる | 工事中の場所が多い |
雑貨屋のお土産が豊富 | 思ったよりも小さい |
出島
- 埋め立てられていて島じゃない
- 鎖国時代の歴史や街並みが楽しめる
- おすすめ観光ルートはシアタールームから
使ったお金
出島入場料(大人2人):1,040円(税込)
目次
出島に到着
中華街から出島通りなどを歩いて5分、歴史で習ったことのある出島に到着。
正直な感想を言うと「がっかりした」などの口コミを見ていたので期待せず行きましたが、歴史や文化が学べて思っていたより楽しかったです。
ただし鎖国時代の出島と違い、周りは埋め立てられているので「島じゃない感」はいなめません。
出島表門橋
出島の入口「出島表門橋」です。
出島は1636年(寛永13年)に作られた人工島の島で、鎖国当時は貿易用や外国人の居住地として使われていました。
現在の出島の入口「出島表門橋」は、2017年に復元され中島川に架けられました。
夜にライトアップされる橋の様子も見どころですよ。
ただし、写真のように後ろにはビル群の風景が見えるので、タイムスリップしたような感覚にはなりません。
メインゲートの出島表門橋には、案内係の人と奥には門番の方もいます。
大人2枚の入場チケットを窓口でゲット。
ちなみに、カード払いやペイペイなどのQRコードでも決済可能です。
鎖国時台の街並みを観光
出島は、2015年にテレビ番組「ブラタモリ」で紹介され、タモリさんも訪れたことのある観光スポットです。
大人になって楽しめるスポットだと感じたので、正直いって子どもは楽しめないかもしれません。
明治期の日本を思い浮かべるようなレトロな街並みは、旅行気分をさらに感じさせてくれます。
こちらは一番蔵です。
出島には一番蔵、二番蔵、三番蔵があります。
オランダの東インド会社との貿易で使われていた貨幣も展示されていました。
貿易経済を学べる二番蔵(貿易館)で見ることができます。
長崎市の復元整備計画により16棟の建物が復元されていて、今も写真のように工事中の場所があります。
「工事中の場所があったり、遠くにビル群が見えるので江戸時代にタイムスリップした感じがしない」という意見もあるようです。
出島内では建物やベンチなど、ところどころ緑色が使われています。
当時は緑色のペンキで塗られていた建物が多かったため、その風景を再現しているそうです。
パンフレットにあるとおり、車いすで観光できるバリアフリーのコースもあります。
「授乳室・おむつ交換室」もあります。
車いすもそうですが、配慮が行き届いてるなと感じました。
総合案内所とシアタールーム
入口すぐの場所に総合案内所があり、その隣にはシアタールームがあります。
まず総合案内所(新石倉)とシアタールームからまわるのが、おすすめの出島観光ルートですよ。
ちなみに総合案内所では車いすのレンタルもやってます。
「シアタールーム上映中・阿蘭陀(おらんだ)通詞の出島案内」と書かれています。
シアタールームは15分ごとに約12分のVTRが流れていて無料で鑑賞できます。
サクッと見るだけのつもりが面白くて最後までがっつり見ちゃいました。
歴史や背景、人物像などが楽しく理解できたので本当にオススメ。
考古館(旧石倉)
こちらの考古館では、鎖国時代の歴史背景や出島がどうやってできたのかが学べます。
洋式銃や弾丸なども展示されていました。
埋め立てられた出島がどうやって造られたのかが記されています。
写真から分かるように、土台の部分には捨石が敷き詰められ周囲を木杭で固定。
また、土台の上の石垣は「根石」の上に「積石」が重なっているのが分かりますね。
出島の土台部分に使われていた木の杭も展示されていました。
筆者蘭人部屋(蘭学館)
こちらは「筆者蘭人部屋(蘭学館)」です。
オランダ商館の首席事務員が住んでいた建物で、中には蘭学に関する書物や古い時計などが展示されていました。
歴史の教科書でも見たことがある、蘭学で有名な杉田玄白の本です。
他にも西洋から伝わったエレキテルや顕微鏡などの器具もありました。
旧出島神学校
オランダ石門をくぐると見えてくる水色のモダンな建物は、木造2階建ての旧出島神学校です。
ベランダの手すりや窓の丸みなどからはレトロな雰囲気が感じられます。
明治らしい建物ですね。
旧出島神学校は、病院として使われていた時期もあり、今は出島資料館となっています。
出島の外からでも目立ってました。
歴史的建造物でもある旧出島神学校は、1878年(明治11年)に建てられたそうです。
日本最古のプロテスタント系(キリスト教)神学校と書かれてますね。
ミニチュアサイズの出島
旧出島神学校の裏にはミニチュアサイズ(1/15スケール)の出島もありました。
扇形なのがよく分かり、写真撮影している人も多くいました。
シーボルトの専属絵師「川原慶賀(かわはらけいが)」が描いたとされる「長崎出島の図」を参考に作られたそうです。
ミニチュア出島の前には奇妙なモニュメントがありました。
これは日本とポルトガルの国交で活躍した6人がテーマの銅像で「フランシスコ・ザビエル」や「ルイス・フロイス」などの顔をイメージしているそうです。
出島ミュージアムショップ(お土産屋さん)
こちらは出島ミュージアムショップ、いわゆるお土産屋さんですね。
ヘトル部屋の1階にあり、営業時間は「9:00~18:00」です。
ちなみにお土産の種類が豊富で、けっこう何でも揃ってました。
出島ロールなどのオリジナル商品やカステラが人気らしいです。
スイーツ好きにはたまりません。
カステラやラスクなど甘いお菓子が多いですね。
出島のオランダ貿易によって砂糖が大量に輸入されたため、日本でもお菓子や料理に使われ始めたそうです。
カステラサイダーやバンザイサイダーなど聞き慣れない飲み物も売られていました。
本や出島限定の唐紙(からかみ)なども。
こちらに立ち寄ればお土産に困ることはなさそうです。
出島の外周壁
外周壁はこんな感じ。
出島と言えば扇形の島ですが、周りは埋め立てられているので島じゃない感がいなめません。
出島では明治期の日本の建物と洋館など、和洋の風情が堪能できます。
帰りに出島を出てから振り返った橋と外壁の景色です。
石垣も見どころの一つですね。
出島の基本情報
出島の住所やアクセス方法など基本的な情報をまとめました。
住所
住所は「〒850-0862 長崎県長崎市出島町6-1」です。
地図で見ると場所はここ。
アクセス(行き方)
「車」「電車」「バス」それぞれのアクセス方法をまとめました。
車
車で行く場合、JR長崎駅から5分ほど。
ただし専用駐車場はないので、バスや路面電車がオススメですよ。
電車
電車で行く場合、長崎駅前から出ている路面電車が便利です。
「崇福寺行き」に乗り、「出島」または「新地中華街」で下車して徒歩1分です。
バス
バスで行く場合、最寄りのバス停は「新地中華街」となります。
下車してからは徒歩3分ほど。
駐車場
出島専用の駐車場はありません。
周辺の有料パーキングに停めることになります。
ドライブがてら行きたい方は、僕も使っている周辺の最安値駐車場を一括検索できるサービス「特P(とくぴー)」をチェックしてみてください。
営業時間
出島の営業時間は写真のとおりです。
営業時間
出島 | 8:00~21:00(最終入場20:40) |
出島ミュージアムショップ | 9:00~18:00 |
長崎内外倶楽部レストラン | 11:00~18:00(ラストオーダー17:00) |
出島はいからさん | 10:00~17:00(最終受付16:00) |
定休日
定休日はなく年中無休で開場しています。
読み方
出島の読み方は、そのまま「でじま」です。
ちなみに、出島表門橋は「でじまおもてもんばし」、阿蘭陀は「おらんだ」です。
入場料
出島の入場料は写真のとおりです。
入場料
大人 | 高校生 | 小・中学生 |
税込520円(個人) | 税込200円(個人) | 税込100円(個人) |
税込410円(団体) | 税込120円(団体) | 税込60円(団体) |
税込830円’(年パス) | 税込310円’(年パス) | 税込200円’(年パス) |
一回外に出たら再入場はできません。
カードでの支払いも可能ですよ。
大きさ(高さ・周囲)
出島は扇形の人工島で、大きさは「東西70m」「北側190m」「南側233m」「総面積1,5ヘクタール」です。
実際に歩いてみた感想としては、思っていたよりも小さいなという印象でした。
電話番号
電話番号は「095-821-7200」です。
出島ワーフ
今回は行けませんでしたが、すぐ近くに「出島ワーフ」という観光スポットもあります。
長崎港ベイエリアにある複合商業施設で、リゾート気分を味わえると人気だそうです。
周辺の観光スポット
出島の周辺には出島ワーフ以外にも観光スポットやアクティビティがあるので、旅行を満喫したい方は参考にしてみてください。
シーカヤック体験 | 出島前を流れる川や市内を小船で観光 |
ホテルベルビュー長崎出島 | 出島表門橋に一番近いホテル |
岩崎本舗 | 長崎名物「角煮まん」の専門店 |
シーカヤック体験などのアクティビティは「アソビュー」から予約できます。
日本最大級のレジャー総合情報サイト「asoview!(アソビュー)」→
ホテルベルビュー長崎出島など周辺の宿泊施設はこちらから一括検索して予約可能です。
車は持っていなくても「たびらいレンタカー」で安く予約すれば出島など長崎県をドライブで観光できます。
すぐに行きたい方は、長崎空港までNAVITIME Travelで飛行機をおさえてしまうのもあり。
【がっかりスポット?】出島の良いところ悪いところ!鎖国時代の街並みを観光してみた:まとめ
では出島のポイントをおさらいします。
出島を観光した正直な感想
良いところ | 悪いところ |
鎖国時代の歴史や文化が学べる | 現在は埋め立てられていて島じゃない |
当時の街並みが分かる | 工事中の場所が多い |
雑貨屋のお土産が豊富 | 思ったよりも小さい |
出島
- 埋め立てられていて島じゃない
- 鎖国時代の歴史や街並みが楽しめる
- おすすめ観光ルートはシアタールームから
使ったお金
出島入場料(大人2人):1,040円(税込)
歴史の教科書にも出てきた有名な出島。
長崎県の観光スポットですが「島じゃない感」にがっかりしたという意見もあります。
滞在時間50分ほどでしたが、鎖国時代の歴史や街並みが分かるので意外と楽しめますよ。
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