長崎県屈指の観光スポット「軍艦島」について知りたい方は必見。
この記事では、実際にクルーズ船ツアーで上陸した島内の景色や正直な感想を写真と一緒に解説します。
記事の内容
- クルーズ船ツアーで世界遺産へ
- 中継地点の高嶋
- 軍艦島(端島)に上陸
- ラピュタのような廃墟感
- 基本情報
軍艦島までの航路からリアルな廃墟まで、世界遺産の見どころが分かりますよ。
軍艦島(端島)
- 長崎が誇る世界遺産
- いつか上陸できなくなる
- 歴史を感じるラピュタのような廃墟
使ったお金
ツアー代(大人2人分):7,400円(税込)
長崎市施設利用料:620円(税込)
目次
クルーズ船ツアーで世界遺産の軍艦島へ
道の駅「夕陽が丘そとめ」から車で50分ほど、軍艦島ツアーに参加するため長崎駅近くの駐車場「みなとガレージ」に到着。
これから向かう軍艦島は、正式には「端島(はしま)」という名称で2015年に世界文化遺産に登録された長崎県の無人の人工島です。
「絶景が最高」や「がっかりした」などいろんな口コミがありますが、個人的には人生で一度は行っておきたいオススメの観光スポットでした。
長崎県一周の旅、3日目の今日は軍艦島から稲佐山まで長崎市内を歩いていくつか観光するので10時間ほど車を停めます。
周辺は30分150円の駐車場などがあり10時間だと3,000円ほどかかるので、僕は駐車場代を安く抑えるため周辺の最安値駐車場を一括検索できる「特P(とくぴー)」というサービスを利用。
10時間の駐車で本来なら3,000円ほどですが、特Pを使って探した「みなとガレージ」なら駐車場代は10時間1,000円でOK。
旅先で長時間の駐車をするときに損したくない方は、相場より安い駐車場に停められるので登録だけでもしておくといいですよ。
外出先近くの空いている駐車場やコインパーキングを検索・予約!特P(とくぴー)→
まずは車を停めた「みなとガレージ」から、軍艦島ツアーの受付事務所まで歩いて向かいました。
ツアー会社の事務所で誓約書などを記入、別途で入場料620円(大人2人分)を払い乗船場所へ。
当日の誓約書記入や、ネットで事前予約していても当日に軍艦島上陸料(長崎市施設利用料)を支払うのはどのツアー会社でも同じです。
ちなみに、雨などや台風などの悪天候で上陸できない場合はだいたい返金されます。
停泊しているクルーズ船の乗り場周辺で入場時間まで待つことに。
人がだんだんと集まってきて、平日の午前でも意外と参加者がいるんだなと感じました。
ツアー参加者には名札が渡されます。
出発時間になり参加者80人ほどでクルーズ船にぞろぞろと乗り込みました。
途中「高嶋」に寄ってから軍艦島へ上陸という航路です。
クルーズ船は2階建てになっています。
ひとり旅なのかソロで参加してる人もけっこういましたね。
長崎港から軍艦島までは約18kmほど。
船酔いやバス酔いしやすいという方は、酔い止めの薬を飲んでおくといいですよ。
途中には「三菱重工長崎造船所のハンマーヘッドクレーン」や写真の「女神大橋」も見ることができます。
中継地点の高嶋に到着
ツアーによってルートは違うと思いますが、途中の高嶋に到着。
高嶋には写真のような三菱財閥の創業者「岩崎彌太郎」の銅像や石炭資料館などがあります。
ちなみにトイレもありましたよ。
ミニチュアの軍艦島の模型もあります。
ここで軍艦島の歴史や建物などを説明してくれました。
軍艦島には映画館やパチンコ店などもあったそうです。
こちらは石炭を運んでいたというトロッコ。
軍艦島(端島)に上陸
高嶋から出発してしばらくすると、軍艦島のシルエットがうっすらと見えてきました。
海に浮かぶ軍艦のようなシルエット。
近づくにつれて不気味な外観がはっきりと見えてきました。
かつて人が住んでいたマンションなどは完全に廃墟になっていますね。
空が晴れてきて観光気分アップ。
僕は9月後半に訪れましたが、Tシャツとジーパンというラフな服装でちょうど良かったです。
ちなみに「夏はけっこう日差しがきつくて暑いですよ」とツアーの人が言ってました。
乗り場の「ドルフィン桟橋」から世界遺産の軍艦島へ無事に上陸。
どのツアー会社でも、天候によっては上陸できない場合があるのでホッとしました。
まるでラピュタのような廃墟感が見どころ
いざ上陸してみるとボロボロなのがさらによく分かります。
長い年月、雨風や台風にさらされて崩れてきてますね。
パンフレットからも分かるように、島内のほとんどが立ち入り禁止区域。
見学できるのは島全体の限定された一部だけなんです。
一部だけの見学でも個人的には満足でしたが、人によってはガッカリするかもしれません。
1890年ごろから石炭の発掘とともに発展をとげていた人工島も今では廃墟。
エネルギーが石炭から石油に変わったことで衰退し、1974年には無人島になりました。
観光用の通路が整備されているので、安全に見学できます。
遠くには灯台も建っていますね。
もともとは三菱の所有物だった軍艦島。
かつて栄えていた場所も今はがれきの山。
まるでジブリ映画の「天空の城ラピュタ」のようです。
すさまじい廃墟感。
廃墟が好きな方にとっては絶景かもしれません。
こちらはもともとプールがあった場所。
こちらのレンガはかつて三菱の総合事務所があった跡地です。
倒れないよう支えられているのが見えますね。
閉山から40年以上たっている軍艦島の建物はさらに老朽化と崩落が進むとのこと。
ところどころで補修工事が行われています。
ちなみに軍艦島は、進撃の巨人の実写版映画「進撃の巨人Attack On Titan」の撮影が行われたロケ地でもあります。
この世の終わりのような感じの風景。
人によっては怖いと感じるかも。
コンクリートからは中の鉄筋がむき出しになっていますね。
かつてはここに人が住んでいて栄えていたんだなと思うと、個人的には歴史とロマンを感じます。
軍艦島には使用できるトイレなどはありませんが、AEDだけは設置されていました。
見学終了時間になりぞろぞろとクルーズ船へ。
個人的にはけっこう満足できました。
軍艦島はずっと気になっていたので、実際に来られて良かったです。
軍艦島の周辺には小さな船や漁船が往来していました。
帰りは1階の席に座り、流れている軍艦島の歴史のDVDを見ながら長崎港へ帰りました。
軍艦島(端島)の基本情報
軍艦島の住所や大きさ、かかる費用など基本的な情報をまとめました。
住所
住所は「〒851-1315 長崎県長崎市高島町端島」です。
地図で見ると場所はここ。
読み方
軍艦島の読み方は、そのまま「ぐんかんじま」です。
端島もそのまま「はしま」と読みます。
アクセス方法は軍艦島ツアー
軍艦島へのアクセス方法は、一般的にツアーに申し込んで船で行くことになります。
いろいろある軍艦島ツアー
やまさの軍艦島上陸周遊クルーズ | ツアーで一番多く利用されている・早割なら最安値 |
軍艦島上陸クルーズ(高島海上交通) | 高嶋に立ち寄る |
軍艦島ツアー(シーマン商会) | 船が小さい |
軍艦島コンシェルジュ | 料金が高い |
第七ゑびす丸 | 発着は長崎の端の野母崎 |
軍艦島ツアーは長崎市の許可を得ているこの5社だけが運行。
早割なら最安値の「やまさ」は、レジャー総合情報サイト「アソビューから予約できます。
駐車場
軍艦島に行く人専用の駐車場などはありません。
発着場所の周辺にあるパーキングなどに停める必要があります。
10時間の駐車で本来なら3,000円ほどですが、今回は特Pを使って探した「みなとガレージ」なら駐車場代は10時間1,000円でOK。
旅先で長時間の駐車をするときに損したくない方は、相場より安い駐車場に停められるので登録だけでもしておくといいですよ。
外出先近くの空いている駐車場やコインパーキングを検索・予約!特P(とくぴー)→
入場料
軍艦島に上陸するには、入場するためのお金が必要なんです。
ツアー料金とは別途で上陸料(長崎市施設利用料)がかかります。
軍艦島の上陸料
12歳以上 | 小学生 |
個人:1人310円(税込) | 個人:1人150円(税込) |
団体:1人250円(税込) | 団体:1人120円(税込) |
トイレ
軍艦島にトイレはありません。
僕が参加したツアーでは、高嶋に立ち寄ってトイレができました。
乗船前にすませておきましょう。
大きさ(高さ・周囲)
軍艦島の大きさ
面積 | 0.063㎢(約6.3ヘクタール) |
幅 | 最大160m |
長さ | 最大480m |
周囲 | 1.2km |
この大きさの島に最盛期は5,200人以上が暮らしていたんです。
世界遺産
軍艦島と呼ばれる端島は、2015年(平成27年)に「明治日本の産業革命遺産、製鉄・製鋼・造船・石炭産業」の一つとして世界文化遺産に登録されました。
歴史
パンフレットに記載されていた端島の年表です。
かつては海底石炭の採掘によって栄えた人工島で、映画館やパチンコなどもあったそうです。
最盛期には5,200人以上が住んでいて、人口密度は世界一。
1974年(昭和49年)に端島小中学校で閉山式が行われ、2009年からは通路が整備され見学が可能になりました。
名前の由来
端島という正式名がありながら、なぜ軍艦島と呼ばれているのでしょうか?
軍艦島という名前の由来は、外観が軍艦「土佐」に似ていることから呼ばれるようになりました。
電話番号
電話番号は「0958-29-1426」です。
観光交流推進室につながります。
周辺の観光スポット
軍艦島の発着場所「長崎港」の周辺には観光しておきたいグルメスポットもあるので、旅行を満喫したい方は参考にしてみてください。
CANDEO HOTELS | 中華街近くの洗練された四つ星ホテル |
吉宗 | 歴史ある絶品茶わん蒸しが人気 |
稲佐山展望台 | 長崎が誇る夜景スポット |
「CANDEO HOTELS」など人気の宿泊施設はこちらから予約可能です。
軍艦島ツアーと長崎旅行をサクッと楽しみたい方は、長崎空港までNAVITIME Travelで飛行機をおさえておくのもあり。
【まるでラピュタ】廃墟が見どころの世界遺産「軍艦島(端島)」にツアーで訪れた感想:まとめ
では「軍艦島」のポイントをおさらいします。
軍艦島(端島)
- 長崎が誇る世界遺産
- いつか上陸できなくなる
- 歴史を感じるラピュタのような廃墟
使ったお金
ツアー代(大人2人分):7,400円(税込)
長崎市施設利用料:620円(税込)
軍艦島は長崎県屈指の観光スポットで歴史とロマンを感じられる世界遺産。
人生で一度は行ってみたい場所と評判の無人島です。
すさまじい廃墟の景色を見てみたい方は、長崎旅行でぜひ訪れてみてくださいね。
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