長崎県川棚町の写真映えスポット「片島公園(魚雷発射試験場跡)」について知りたい方は必見。
この記事では、長崎一周旅で訪れた際の現地の様子や正直な感想を写真と一緒に解説します。
記事の内容
- 片島公園に到着
- 魚雷発射試験場跡の風景
- ラピュタのような自然と廃墟の融合
- 基本情報
魚雷発射試験場跡で見られる絶景やリアルな雰囲気が分かりますよ。
魚雷発射試験場跡
- 駐車場や遊歩道が整備されている
- 廃墟と自然が融合したラピュタのような絶景
- 映画「バケモノの子」のワンシーンに使われた場所
目次
漁村を抜けて片島公園に到着
道の駅「彼杵の荘」から車で15分、のどかな漁村を通りぬけて魚雷発射試験場跡(片島公園)に到着。
まず感想を言うと、廃墟と化した戦争時代の建物と自然が融合した景色は、まるでラピュタのような写真映えスポットでした。
魚雷発射試験場跡のすぐ近くにある駐車場に車を停めて歩きます。
このあたりは釣りスポットとしても人気だったそうですが、マナーが良くなかったためか現在は釣り禁止と看板に書かれていました。
魚雷発射試験場跡がある片島の地図。
もともとは陸続きではない独立した島だったそうです。
順路の案内看板通りに進みます。
すでにアーチ状の桟橋と先っちょに建物が見えてますね。
現地には銀杏(ぎんなん)がたくさん落ちていました。
魚雷発射試験場跡までの道中にある看板。
対岸にある「海神々社」には八大竜王が祀られているそうです。
遠くの対岸にぼんやり見えるのが「海神々社」の鳥居です。
魚雷発射試験場跡の風景
大村湾にたたずむ戦争の遺構が見えてきました。
何とも言えない廃墟感。
1918年(大正7年)に魚雷の性能試験を行うために建設された場所で、この大きな建物は「空気圧縮ポンプ室」だそうです。
「空気圧縮ポンプ室」の前から海へと伸びているコンクリートの桟橋は、近くで見るとかなり劣化していました。
先端にあるのが魚雷発射場跡です。
桟橋を進んでいくと、先端部は立ち入り禁止でした。
立ち入り禁止看板の前から撮影。
かつてここに持ち込まれた魚雷の性能を試すため発射試験が行われていました。
火薬を抜いていたそうですが、民間の船にぶつかる事故などもあったそうです。
奥に見えるのは「探信儀領収試験場跡」です。
外観からは鉄筋コンクリートのように見えますが、実はレンガで造られています。
もともと運搬に使われていたようなレールの跡がありました。
ラピュタのような自然と廃墟の融合
空気圧縮ポンプ室の中へと進みます。
伸びている木が長い年月を物語っていますね。
廃墟と自然の融合がまるでラピュタのような絶景です。
ポンプ室は奥にもまだ続いていました。
遺跡巡りをしているような気分になります。
戦争の時代があったことを痛感しますね。
こちらはポンプ室のすぐ横にある第二油庫です。
さきほどチラッと見えた「探信儀領収試験場跡」があるのは立ち入り禁止の奥。
以前は行けたみたいですが、僕らが訪れた2022年の9月時点では立ち入り禁止でした。
残念ながら間近では見られないようですね。
順路を進んでいくと山頂には観測所の跡もあるそうです。
ハイキングがてら見てまわるのもいいですよ。
穏やかな海に戦争時代の遺構がひっそりと存在していて、ここだけ時が止まっているかのようにも感じます。
建物がレンガと石で造られているのがよく分かります。
どこか虚しさを感じる色褪せた建物の景色が何とも言えません。
最近ではインスタ映えスポットとしても注目されています。
廃墟と自然の融合が見どころですよ。
写真のように屋根はありません。
また、この風景は映画「バケモノの子」のワンシーンに出てくることでも有名です。
すぐ近くには犬連れもOKのオシャレなBUCO(ブーコ)カフェがあり、横には自動販売機もありました。
営業時間 | 平日:11:00~15:00(ラストオーダー14:30) |
土日祝:12:00~19:00(ラストオーダー18:00) | |
定休日 | 木曜・金曜 |
片島公園(魚雷発射試験場跡)の基本情報
魚雷発射試験場跡の住所やアクセス方法など基本的な情報をまとめました。
住所
住所は「〒859-3617 長崎県東彼杵郡川棚町三越郷150-1」です。
地図で見ると場所はここ。
アクセス(行き方)
「車」「電車」「バス」それぞれのアクセス方法をまとめました。
車
車での行き方は、JR川棚駅から10分~15分ほどです。
電車
電車で行く場合、最寄り駅はJR大村線の「小串郷駅」となります。
駅からは徒歩で約25分です。
バス
バスで行く場合、最寄りのバス停「大崎公園入口」で下車して徒歩15分で着きます。
「大崎公園入口」までは、佐世保駅前からの西肥バスで川棚行きに乗り50分ほどです。
駐車場
魚雷発射試験場跡まで徒歩30秒で行ける場所に無料駐車場が10台分あります。
また、徒歩10分ほどの場所にもう一つ駐車場もありました。
トイレ
トイレは駐車場のすぐ近くにあります。
車いす用のトイレと男女トイレが1つずつありました。
営業時間
常に開放されているので24時間いつでも行けます。
料金は無料です。
電話番号
電話番号は「0956-82-3131」です。
川棚町役場につながります。
周辺の観光スポット
魚雷発射試験場跡の周辺には観光スポットやアクティビティもあるので、旅行を満喫したい方は参考にしてみてください。
公共の宿「くじゃく荘」 | 和の雰囲気と眺望に癒される温泉付き宿 |
10歩Garage | 魚雷発射試験場跡などを海から巡るシーカヤック体験 |
道の駅「彼杵の荘」 | 絶品そのぎ茶が自慢の道の駅 |
公共の宿「くじゃく荘」など周辺の宿泊施設はこちらから一括検索して予約可能です。
10歩Garageなどのアクティビティは「アソビュー」から予約できます。
日本最大級のレジャー総合情報サイト「asoview!(アソビュー)」→
片島公園の周辺を自由に観光したりレジャーを楽しみたいなら車が一番便利です。
車を持っていなくても「たびらいレンタカー」で安く予約すれば大丈夫。
サクッと楽しみたい方は、長崎空港までNAVITIME Travelで飛行機をおさえて現地でレンタカーを借りるのもあり。
【魚雷発射試験場跡の絶景】長崎県川棚町の片島公園で見られる自然と廃墟の融合:まとめ
では魚雷発射試験場跡についてポイントをおさらいします。
魚雷発射試験場跡
- 駐車場や遊歩道が整備されている
- 廃墟と自然が融合したラピュタのような絶景
- 映画「バケモノの子」のワンシーンに使われた場所
魚雷発射試験場跡では、のどかな自然と戦争時代の廃墟が融合しているラピュタのような風景が堪能できます。
周辺は駐車場や遊歩道が整備されていてオシャレなカフェもありました。
30分ほどの滞在時間で楽しめて見どころ満載、長崎県川棚町のおすすめ観光スポットです。
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